マセラティ、グラントゥーリズモ初の全電動車は“一般道を走るレーシングカー”のよう 最高スピードは時速320km

マセラティ初の全電動車は“一般道を走るレーシングカー”

 イタリアの高級スーパーカーブランド、マセラティ(Maserati)のグラントゥーリズモ初のEV(電気自動車)となる『GranTurismo Folgore』とは、一体どんなマシンなのだろうか。

Maserati GranTurismo Folgore. Roaring in California

 一言で表現するなら「一般道を走るレーシングカー」だ。詳しくは10月3日に発表された最新の情報をみてみよう。

 『GranTurismo Folgore』開発では、国際自動車連盟 (FIA)のレース競技であるフォーミュラEで培った技術を惜しげもなく使っているという。「800Vアーキテクチャ」は、270kWで急速充電が可能なソリューションだ。92.5kWhのバッテリーパックを採用し、パワートレインには3つのモーターを搭載し760馬力。100%電動パワートレインを採用した初のマシンだ。

 時速62マイル(時速100km)に加速するのに要する時間は2.7秒で、最高スピードは時速199マイル(時速320km)にも達する。

 EVなのにエンジン音がして、車内には最大19個のスピーカーと3Dサウンドを提供するこだわりようだ。

 このクーペは4人乗りで、デザインはまるでクラシックカーのようだ。マセラティの伝統的なフォルムを踏襲している。

 新モデルには3つのラインナップがあり『GranTurismo Folgore』の他に、『GranTurismo Modena』と『GranTurismo Trofeo』がある。

 『GranTurismo Modena』は490馬力、『GranTurismo Trofeo』は550馬力の内燃エンジンを搭載している。外観は共通点が多く、EVの『GranTurismo Folgore』と大きな違いは見当たらない。すべての車両がイタリア・トリノで生産される。

マセラティは遅くとも2025 年までに全てのモデルでEVバリエーションをリリースし、2030年までに全てのガソリンエンジン車の生産を終了させる計画だ。

(画像=YouTubeより)

(source)
https://www.maserati.com/global/en/models/granturismo
https://www.media.maserati.com/en-ww/releases/1726
https://www.theverge.com/2022/10/3/23384565/maserati-granturismo-folgore-ev-reveal
https://www.slashgear.com/1035893/new-maserati-granturismo-revealed-with-a-fully-electric-folgore-flagship/
https://www.wardsauto.com/vehicles/maserati-introduces-new-granturismo-coup

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