カルマンギア、プリウス……「朝ドラ」登場で人気になった車とは?

「朝ドラ」登場で人気になった車とは?

 NHKで1961年から放送されている連続テレビ小説。通称“朝ドラ”として親しまれ、紅白歌合戦や大河ドラマとならぶ同局を代表する番組である。

 話題性はもちろん、芸能界の注目度も高く、沢口靖子、山口智子、宮崎あおい、土屋太鳳など、連続テレビ小説の主演をきっかけに、スターダムにのし上がった女優も多い。

 連続テレビ小説は社会現象を起こすような作品も数多くあり、様々な業界に多大な影響を与えているが、自動車業界も例外ではない。今回は朝ドラに登場した自動車たちを紹介したい。

『カムカムエヴリバディ』/カルマンギア

フォルクスワーゲン・カルマンギア

 2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された『カムカムエヴリバディ』。上白石萌音、深津絵里、川栄李奈の3人がヒロインを演じた作品である。

 そのなかで早乙女太一演じるトミー北沢の愛車として登場したのが、1958年に発売されたフォルクスワーゲン・カルマンギアの赤いオープンカーだった。丸いライトと流線形のデザインは、古き良きヨーロッパを感じさせる。

 赤いカルマンギアのデザインはキザで遊び人なトミー北沢とのイメージにピッタリとあっているようで、放映時にはかなり話題となった。

『カムカムエヴリバディ』/プリウス

プリウス

 同じく『カムカムエヴリバディ』で、偶発的に登場した自動車がトヨタのプリウスだった。

 事の発端は1983年の京都で、主演の川栄李奈が京福電気鉄道・嵐山線に乗ったこと。何気ないシーンだったが、車窓にあのハイブリッド車プリウスが電車を追い越していく様子が映っていたのだ。

 プリウスはトヨタ自動車が製造・販売するハイブリッド車で日本はもちろん、世界でも広く乗られている車。当時発売されていないプリウスが映り込んでしまったことには、批判もあったが、プリウスが広く乗られている証でもあるといえよう。SNSでは「プリウス事件」としてネタとして楽しまれている様子も見られた。

『ちむどんどん』/GMニュールックバス

GMニュールックバス

 2022年4月から放送されている『ちむどんどん』。沖縄県北部のやんばると東京を舞台にした物語で、沖縄県糸満市出身の黒島結菜がヒロインを演じた。

 作品の中で登場し話題となったのが、左ハンドルのレトロなバス「ちむどん号」。これはゼネラルモータスが製造・販売したニュールックバスで、東京都の有限会社オノエンジニアリングが番組用に改造したもの。そのデザインと古びた外観が、1970年代沖縄の世界観を生み出していた。

 ちむどん号は7月に琉球村で一般向けに展示され、多くの人が見物に訪れたそうだ。

『ゲゲゲの女房』/三菱コルト

三菱コルト

 2010年3月29日から9月25日まで放送された『ゲゲゲの女房』。漫画家の水木しげる氏の妻である武良布枝著書のエッセイが原作となった物語で、主演は松下奈緒が務めた。

 物語にちらっと登場したのが、1963年に新三菱重工から発売されたコルト1000。松下が乗り込む様子はなく、背後に映っており「降りてきた」というニュアンスでの登場だったが、昭和を感じさせるデザインが映ったことに、歓喜する人もいたと聞く。

 連続テレビ小説が描いてきた時代の象徴として登場してきた自動車たち。今後の作品でも、あっと言わせるような車が出てくるかもしれない。

(画像=wikipediaより)

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