Uber Eatsの配達ロボットが銃撃事件現場に進入? “自律型”ではないとの指摘も
先日、Uber Eatsのデリバリーロボットが大胆な行動をする様子がTwitterに投稿され、大きな話題を呼んだ。4輪のデリバリーロボットが、警察の黄色い規制テープが張られたエリアを無理やり通り抜けようとしていたのだ。
現場となったのはロサンゼルスのハリウッド。NBCによると、ハリウッドの高校で銃撃が行われる可能性があるというタレコミが寄せられ、ロサンゼルス市警察(LAPD)は周辺地域を封鎖し調査を行なっていた(この事件自体は、後にデマであることが判明)。
A food delivery robot forces it’s way across a police crime scene. pic.twitter.com/T5DaET5Q5b
— Film The Police LA (@FilmThePoliceLA) September 13, 2022
現場を目撃した人によると、ロボットは事件現場の立ち入り禁止エリアに繰り返し侵入を試みていたものの、"CAUTION"の文字が書かれた規制テープに何度も阻まれていたらしい。周囲にいたとある1人がテープをロボットがくぐれる高さまで持ち上げロボットを通過させると、ロボットはぐんぐん直進し、大勢の警官が生徒や保護者を避難させようとしている中、そのすぐそばをスイスイと通り過ぎていったという。
警官らは侵入者にほとんど気をとられることなく、ロボットはスムーズに通過できたようだが、投稿された動画を見る限り、少し困惑しているようにも見える。
このロボットは、Uber Eatsの配達パートナーであるServe Roboticsが手がける自律型ロボット。今年の5月にUber Eatsがロボット宅配のサービスを開始して以降、ロスではこういった現場がよく目撃されているらしい。
事件現場に遭遇したことで、配達ロボットは完全な自律型ではなかったことが判明してしまったが、それに対してServe Roboticsの広報担当は、ロボットの自律性を改めて強調し、さらに以下のようにコメントしている。「この事件はロボットを誤ってナビゲートしてしまったことにより起きた人為的なミスです。こういった場合、ロボットのオペレーターは、ルートを変更し、バリアテープを横断しないようにするのですが、今回のケースではオペレーターがロボットが侵入しても問題ないと判断してしまいました。今後、運用手順が確実に守られるように対策を講じます
(画像=Twitterより)
(source)
https://futurism.com/the-byte/delivery-bot-crime-scene
https://gizmodo.com/uber-eat-food-delivery-robot-hollywood-high-crime-scene-1849534839
https://twitter.com/FilmThePoliceLA/media
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