ロボットアーム、自己判断で火星からサンプルを持ち帰る? NASAとESA共同のプロジェクト

ロボットアーム、自己判断で火星からサンプルを持ち帰る?

 現在、火星で活動するNASA(アメリカ航空宇宙局)の探査車パーサヴィアランス(Perseverance Rover)が、これまで調査したことのない領域で不思議なモノを発見し、関係者は騒然としている。しかし、これは人類の火星進出のほんの序章にすぎないだろう。

 NASAとESA(欧州宇宙機関)が共同で進める、火星の土壌サンプルを地球に持ち帰り、詳しく研究するプロジェクトでは、ロボットアーム「Sample Transfer Arm」(STA)の活躍が期待されている。


 長さ2.5メートルのロボットアームは、火星の土で満たされたチューブを拾い上げ、地球に帰還するロケットに移す役割を担うことになる。

 STAは、機械の頭脳と目(デュアルカメラシステム)を備えており、自分で障害物を回避してサンプルの運搬など、さまざまなタスクを実行可能。まるで人間のような自律型ロボットなのだ。

 設計と製造はイタリアの航空宇宙企業Leonardoが行う。このロボットアームの特殊な点は、独自のアルゴリズムのスキンで見たり感じたりできて、自分で重要な判断ができることだ。

 このロボットアームはすでにプロトタイプ製作の段階にあり、2025年にNASAに納品される予定。

 このNASAとESAの火星サンプル・リターン・ミッションでは、初めて地球以外の惑星から機体の打ち上げも行う。 2020年代後半に開始し、火星の土壌サンプルとともに2030年代初頭に地球に到着する予定だ。

 人類の火星進出のその先には、ロボットがまるで知的生命体のように宇宙で活動する。そんな未来が待っているのだろう。

(画像=ESAより)

(source)
https://www.esa.int/Science_Exploration/Human_and_Robotic_Exploration/A_helping_hand_for_Mars
https://www.slashgear.com/933756/this-human-like-autonomous-robot-will-help-bring-mars-samples-to-earth/
https://bgr.com/science/perseverance-found-a-mysterious-bundle-of-string-on-mars/

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