にじさんじでトップレベルの“トークスキル” 神田笑一が持つ「オールマイティ」なタレント力

神田笑一が持つ「オールマイティ」なタレント力

 

 彼を一言でまとめるならば、すべてにおいて高水準のスペックを持った人物であるということ。アニメ・マンガ・映画の知識は豊富でマニアを唸らせ、ゲームをやらせても、歌わせても、演技をしても、トークをさせても、高水準なうまさを常に示してきた。

 ゲームは『Overwatch』『Apex Legends』といったFPS/サバイバルゲームを筆頭に、『FINAL FANTASY XIV』『Dead by Daylight』『マリオカートDX 8』『ストリートファイターV』と対人ゲームを中心にして巧みなプレイを見せてくれる。

 『Overwatch』に関してはデビュー直後から現在に至るまで折を見てプレイしており、ラトナ・プティ、甲斐田晴、奈羅花らとは配信外やプライベートの時間でもプレイし、仲を深めていたこともあるようだ。

 にじさんじ内外で開催されるカジュアル大会にも出場することもあり、そのたびに安定したプレイングを見せているのが実に彼らしい。

 同じガンシューティングゲームでも『VALORANT』はあまりプレイしていなかったが、2022年2月27日に開催された「にじばろカスタム」で、本間ひまわり、魔界ノりりむ、西園チグサ、アクシア・クローネ、神田によるチーム「おくちぽかんだ」で優勝ししている。

 彼曰く「レベル2だけども、何をやればいいか教えてほしい。1週間でなんとかします!」とメンバーらに伝え、2月23日から配信上でプレイを見せ始めてから、27日に大会本番を迎えるという短期間のなかでしっかりとプレイができるまでに仕上げていったのは、それまでの経験則やセンスの良さがあってこそだろう。

 苦手なゲームであるホラーゲーム以外であればなんでもこい! と言わんばかりの彼であるが、そんな彼がもっとも愛情を持っているゲームといえば、「アイドルマスター」シリーズであろう。

 Xbox 360用に発売された『THE IDOLM@STER』をプレイして以来、歴としては15年以上に渡って応援してきている。

 アイマスをプレイしているファンというと、現在進行している5つのブランドのなかでも1つのブランドに限ってハマり、ほかのブランドを知らないという方が少なくない。神田の場合「全作品にいちどは触れており、各作品ごとに1人は推しがいる」というレベルにアイマスシリーズを愛している。

 2020年4月後半には『アイドルマスターシャイニーカラーズ』をプレイし2021年10月14日には最新作となる『THE IDOLM@STER STARLIT SEASON』をプレイしている。

 『THE IDOLM@STER STARLIT SEASON』はかなり久しぶりに765プロダクションのメンバーを中心とした作品となったこともあり、かなり緊張しながらゲームを開始。

 「BGMを昔のものに変えられるんですよ~」とアーケード版『THE IDOLM@STER』のBGMに切り替えておなじみのあのBGMが流れると、さまざまな感情が去来してゆえかすぐに涙を流し、このあとにも事務所に入るだけで、社長と話しかけられただけで、765プロのメンバーと出会うだけで、すぐに涙を流したり嗚咽を漏らしてしまう彼の姿があった。

 涙を流し、声を震わし、鼻をかみ、嗚咽を漏らし、大きく心を乱されながら導入部分をプレイしていくその姿は、ふだんの落ち着いたイメージを持っているファンならば驚くはずだ。配信を開始して20分~30分ほどで何度も涙を流す、そんな神田笑一がそこにはいるのだ。

【アイドルマスター】今日、これから始まる私の伝説。│THE IDOLM@STER STARLIT SEASON【神田笑一/にじさんじ】

 その後、新作『アイドルマスター SideM GROWING STARS』のプロモーションを兼ねた雑談配信や、「ミリシタ感謝祭2021~2022」の公式ミラー配信にも参加。

 今年7月30日にGoogle Playが主催したイベント「#ゲーム愛配信祭」に月ノ美兎とともに参加するなど、自身の人生に大きくかかわってきたシリーズへの恩返しを彼なりに果たしているとも言えよう。

【#ゲーム愛配信祭】神田さんとアイマス語らせていただきます【にじさんじ/月ノ美兎/神田笑一】

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