『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』6話ーーうい×はる安定カップル、にのんの太陽LINEで揺らぐ?メンバー同士で白熱するオオカミ予想も

『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』6話

 今話太陽LINEデートを経て気持ちがわからなくなったというのがはる(中村榛)だ。にのんがはるを誘った太陽LINEデートでは、うい(三原羽衣)を交えた盛大な三角関係が繰り広げられた。最初、ういと2人で話した際、には気持ちに変化はないと明言していたはる。「全く変わってない。むしろもっと好きになったかもしれん。変わらないどころかより増してると思う」と伝えていたあのはるの言葉に嘘はなかったと思う。

 ただ、その後にのんとの2ショットでは、はるから「18回誕生日あったけど、最高だったよ」という言葉を引き出していた。伊坂幸太郎のエッセイ集『3652: 伊坂幸太郎エッセイ集』を差し出し、はるが生まれた年に書かれたエッセイから一文を引用するにのん。

 「こうやって、まわりの友人や知人を巻き込むような、ひとりよがりで、傍迷惑なのが、恋愛の面白さ、豊かさなのかもしれません。」という部分を読み上げ、「これから私は傍迷惑な恋をします」と宣言した。この誕生日ギフトはとてもドラマチックではるのなかにインパクトを残していたからこその上述した発言だろう。そして、これまでどこか焦りや少しの悲壮感が漂っていたにのんから本当に晴々とした表情が見られた。

 また以前から気になっていたのは、るい(大久保琉唯)が周囲の矢印の変化をやたらと気にしていることだ。ただの好奇心や純粋に「オオカミが誰か」気になるということなのか。それにしても、特に心移りの可能性がある男性陣の矢印や立ち回りを異様に気にするのは、自分もそれを参考にしようとしていたり、どういった振る舞いであれば周囲に受け入れられるのか、その許容ラインを探っているようにも見えなくはない。そうでなければ単なる天然なのだろうか。ももはとのすれ違いも、ただただるいの言葉不足が招いていることに他ならないと思えるが、反対に何かももはの言動にるいが不信感を抱くようなことがあったのだろうかとさえ深読みしてしまいそうになる。

 さて、予告編でななが泣いていたのはなぜなのだろうか。激動の今シーズン、何人ものストーリーテラーが物語を忙しなく動かしてくれ、見応えしかない。

【場面写真】『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』6話

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