TikTokフォロワー1000万人超え。ISSEIに聞く、世界でバズるクリエイターになるまでの話「オワコン化したこともあった]
“世界の英雄になる男”というキャッチーな肩書きを持つISSEIが注目を集めている。そのTikTokフォロワー数は1000万人超。日本に限らず世界中から支持を集める彼が、世界を熱狂させる理由、そして1000万フォロワーを達成した今の今後の目標について、たっぷりと語ってもらった。
個人の力で有名になる場としてTikTokを選んだ理由
ーーISSEIさんの活動歴を教えてください。
ISSEI:ずっとテレビを見て育ってきたこともあり、テレビの世界に憧れていて、将来有名になりたいなと思っていました。それで2019年くらいまで俳優事務所に入っていたのですが、当時SNSを使って自分で知名度をつける方が増えてきたんですね。それを見て「自分もTikTokを使ってより多くの人に知ってもらおう」と思い、TikTokを始めました。
ーーでは、発信用のSNSはInstagramやTwitterよりもTikTokが最初だったのでしょうか?
ISSEI:そうですね。Instagramはプライベート用でしかやっていなくて、自分の認知度を上げるためのSNSという意味ではTikTokが最初でした。
ーー2019年当時といえば、今よりはTikTokユーザーが少なかった印象です。なぜTikTokだったんでしょう?
ISSEI:圧倒的に初心者に優しいからですね。短めの動画なので制作にかける時間やコストの面ではもちろん、アルゴリズム的に動画を作っちゃえば、始めたばかりの人でも拡散されるのが良いなと思ったんです。それにTikTokでなら「イケる」のではないかと、謎の自信もありました。
ーーなぜ自信があったのでしょうか?
ISSEI:当時はYouTubeを始める人がかなり増えていて、すでに飽和している印象でした。コンテンツもかなりお金をかけて作り込んだものや専門チャンネルが増えていて、始めるには敷居が高いイメージがあったんです。その流れはTikTokに限ったことではなくて、TikTokもゆくゆくはそうなっていくんじゃないかと思っていました。ただ、そこに気づけている人がいなかった。その中で少しだけ人よりも時間とコストをかけて頑張ったら、抜きん出ることができるんじゃないかと思いました。
200万フォロワー達成するも、いいねは1000以下
ーー最初に投稿したのは、どのようなものだったのでしょう?
ISSEI:iPhoneカメラのパノラマ機能のようにTikTokのエフェクトを使って、静止画になっていく動画を上げました。なんとなく「これが来るだろうな」とは思っていたのですが、最初のころはいろんな方向性の動画をあげて試していましたね。
ーー当時は投稿頻度は決めていたのでしょうか?
ISSEI:いえ、完成したら投稿するという感じでしたね。よく16〜21時が投稿のゴールデンタイムだとは言われているのですが、深夜2時にアップすることも全然ありました。でも、思いがけず良いこともあって、日本からのコメントはなくとも海外でバズることが増えたんですよね。結果的にTikTokを始めてから4本目の動画で10万回以上再生されて「イケるな」と確信しました。
ーーTikTokはYouTubeと比べてバズとフォロワー数の増加が比例しない印象があります。そこに対して葛藤はなかったのでしょうか?
ISSEI:たしかに周りからは「大丈夫?」と言われるような状況になったこともあります。でも、僕自身はそれを楽しんでいたんですよね。実際、200万フォロワーを達成した時に、1回オワコン化したことがあるんです。1000万いいねを超える投稿があったのに、その3カ月後には1000いいねにすら到達しないこともあって。でも、アイデアが次々に生まれてくるので「やれることはいくらでもあるな」と思っていたんです。