車の部品はどこまで取り外して運転できる? 公道も走る奇抜な車を海外YouTuberが実験

 クレイジーな実験動画で人気を博すアメリカのYouTuber「William Osman」(チャンネル登録者数272万人)が、車の部品をどれだけ取り外して運転できるのか、という興味深い動画を投稿した。該当の動画は、2022年7月20日公開の「How many parts can you take off a car?」だ。

How many parts can you take off a car?

 車の部品の数は、小さなネジまで含めると約3万個にも及ぶ。William Osmanは「昔に比べて車の価格が高くなっているのは、私たちが不要と思っている部品を新しく追加しているからではないか?」と考えた。そこで、車の部品をいくつか取り外しても走行できるのではないか、と仮説を立て、本企画の実施にいたった。

 本企画では、一般的な乗用車2台を用意して実験を実施。路上で法的に走るために「フロントガラス」と「(おそらく)片方のフロントドア」は残しておかなくてはいけないらしく、この2つの部品は残すルールで進められる。あと、ナンバープレートも必要なので、バックドアは取り外すものの、その後ナンバープレートは車体後方に取り付けていた。そのほかのドアミラーやリヤドア、リヤガラスなどのパーツについては、工具等を使いながら豪快に破壊して取り外していく。このシーンは爽快感抜群で、見ていて非常に気持ちいい。そして、ついに限界まで部品を取り外した車が完成。

 1台目はルーフがなく、後部座席のリヤドアが取り外されているため、まるでオープンカーのようになっている。それも、車体の柱が人の手によって不自然に切断されており、見た目は廃車同然。しかし、走行に必要な部品は残しているので、公道も問題なく走行している。当然、周囲のドライバーは驚いた顔で見ていた。

 そして、何より驚いたのは、警察がこの廃車のような車に注意しなかった点だ。走行中にパトカーと鉢合わせたものの、この怪しい車を追跡することはなかった。公道で走るためのルールを守っているとはいえ、視聴者として驚愕したシーンだ。

 さらにもう1台の車にいたっては、後部座席から後ろの車体がなくなっており、タイヤは前輪2つのみになっている。さすがに公道は走れなかったようだが、これで敷地内を走行していたのだかおもしろい。国内では難しい規格外の動画を投稿できるのも、海外らしいYouTube動画の魅力だと言える。

Cutting my hair with a bomb disposal robot

 William Osmanには、ほかにも「爆弾処理ロボットのアームを操作して、自分の髪の毛を切る」というような、ずば抜けた企画力を発揮した動画を多く投稿している。動画の投稿頻度は低いものの、どれも100万回以上再生されており、その人気がうかがえる。今回紹介した動画も終始笑いの絶えない企画なので、興味があればこの機会にぜひ視聴してほしい。

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