Nintendo Switchは何度まで高温になるとスリープ状態になるのか? 海外YouTuberが興味深い実験

 Nintendo Switchが何度まで高温になるとスリープ状態になるのか、という興味深い実験を実施した海外のYouTuberがいるので、今回ぜひ紹介したい。該当の動画は、2022年7月26日公開の「How HOT can a Nintendo Switch get before it shuts off?」だ。

How HOT can a Nintendo Switch get before it shuts off?

 本実験を実施したのは、アメリカのYouTuber「WULFF DEN」(チャンネル登録者数 71.2万人)。「Nintendo Switch(有機ELモデル)は、何時間点灯し続けると画面焼けが起きるのか?」といった、ゲーム機を使ったおもしろい実験を行う人物である。

 任天堂の公式ホームページにある FAQページでは「周囲の温度が高いと、本体の温度も高くなる場合があります。5~35℃の場所で使用してください」とあり、また高温になった時には自動でスリープ状態になる機能が備わっている。そこでWULFF DENは「何度以上になると、Nintendo Switchが自動でスリープ状態になるのか?」という疑問を解決するため、本実験を実施した。

 本動画では、オーブントースターを使って実験を行う。Joy-Conを外した本体を、ゲームを起動したままオーブントースターの中に投入し、温度計を使って庫内温度を確認しながら観察する(バッテリーが爆発する恐れもあり非常に危険なので、決して真似しないでほしい)。

 結果、66℃の温度でNintendo Switchがスリープ状態となった。初めは38℃になるように庫内温度を調整し、徐々に温度を上げ続けると、約8分で画面は消えた。その後自然に冷却すると、再びNintendo Switchの画面が点灯。内部の熱を逃がすため、ファンが大きな動作音を出しながら稼働しており、当人もファンの機能のすばらしさに驚いていた。

 また、本実験の結果を踏まえ「オーブントースターで外部温度を無理やり上げたのであって、低い温度で長時間使用すれば、より低温度でスリープになるのでは?」と仮説を立て、外気温が32~33℃の屋外で再度実験。暑い屋外で処理データの多い『大乱闘スマッシュブラザーズ』を1時間程度プレイしたものの、結局スリープ状態になることはなかった。オーブントースターに投入した時ほど、ファンが内部の空気を放出している様子もなかったという。バッテリーの消耗にも影響はなく、ある程度暑い中でNintendo Switchをプレイしても問題ないのかもしれない、という結論に至った。

Let's Overheat The Nintendo Switch!

 ちなみに古くなるが、別のYouTubeチャンネル「Spawn Wave」が2017年7月6日に公開した動画「Let's Overheat The Nintendo Switch!」でも、Nintendo Switch本体の熱が上がり続けるとどうなるのか、という実験を行っている。こちらの動画では、Nintendo Switchの内部にあるチップに直接接続して温度を測っているため、冒頭の動画とは異なり、本体温度を計測している点が興味深い。処理データの多いゲームをプレイしたり、本体に服を被せて熱をこもらせたりして無理やり本体温度を上げていくと、なんとこちらも66℃で本体がスリープ状態になった。ただし冒頭の動画は有機ELモデルであって、使用している機器が異なるため同等には比べられないものの、屋外の高温環境下で通常通りNintendo Switchをプレイしている分には、スリープ状態になることはないのかもしれない。

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