朝倉未来『BreakingDown』、きんに君出場ボディビル……2つの大会がYouTubeトレンド入りした理由とは?

 7月4週目は、朝倉未来がアドバイザーを務める格闘技大会『BreakingDown』や、なかやまきんに君らが出場した東京クラス別ボディビル選手権大会関連の動画が急上昇にランクイン。大会が開催される度に大会当日やその裏側、振り返り動画が急上昇入りする理由に迫ってみた。

 この週に最も話題になったのは、7月17日に開催された朝倉未来がアドバイザーを務める1分間の格闘技大会『BreakingDown』の第5回大会。出場するだけでも知名度がアップするというこの大会には、プロをはじめ、毎回成り上がりを狙うアマチュア選手たちがオーディションに参加している。朝倉のYouTubeチャンネルでは、大会への出場者を決めるオーディションの様子から公開しており、メディアも出場者を即座に報じるなど、試合前から注目を集めている人気コンテンツだ。

 今回の顔ぶれはというと、初代K-1WORLD GP2017ファイナリストのモハン・ドラゴンやアウトローのカリスマ瓜田純士といった常連選手のほか、安保瑠輝也のYouTubeチャンネルのジョリーとてる、朝倉未来のチャンネルメンバー・たく、ヒカル率いるYouTuberグループ「NextStage」のメンバーで美容師の捧拓将といったYouTube運営に携わるメンバーたちが揃った。

BreakingDown5を終えて

 メンバー2名が出場し、勝利を収めた安保瑠輝也チャンネルでは、振り返り動画が急上昇入り。勝利したものの判定内容に納得していないジョリーが、対戦相手のチョン・ツーウェイとの再戦をほのめかす場面や、アフターパーティーで次回大会でのてると朝倉のチャンネルメンバー・佐々木大の試合がほぼ決まったことなどが明かされ、見応え十分。平石光一に負けた瓜田については、「負けたくせにウロウロしているのが嫌で」と、試合後のインタビューをボイコットしたことやアフターパーティーにも参加しなかった心境を語った動画が話題になった。

ブレイキングダウン5 超危険人物バラバラ二キ 勾配ニキ信原空VSごうけつ

 今回、急上昇には控室での出来事を収めた動画もランクイン。試合そのものや振り返りではなく、「『ドラゴンボール』を見て強くなった」と発言し、人気が集中した信原空とアームレスリング元世界チャンピオンのごうけつニキの腕相撲対決にも注目が集まったのだ。結果は予想通り、圧倒的な力の差でごうけつニキが勝利。出場者同士の交流や意外な一面が見られる裏舞台動画にも大きな関心が寄せられるという、BreakingDownの注目の高さがうかがえた。

 そして、BreakingDownとともに急上昇入りしたのが、7月18日に開催された東京クラス別ボディビル選手権大会関連の動画。ボディビル大会出場者の動画はこれまでも急上昇にランクインしており、こちらもYouTubeで人気のコンテンツだ。今回の大会には、お笑い芸人のなかやまきんに君と筋肉YouTuber・サイヤマングレートが出場し、当日に密着した動画などに注目が集まった。

 なかやまきんに君といえば、米国・ロサンゼルスで5月に行われた『マッスルビーチインターナショナルクラシック2022』のマスターズ40歳以上のクラスで優勝。その当日に密着した動画が急上昇1位を獲得するなど、今では日本のYouTube界においてボディビル人気を牽引する人物となっている。サイヤマングレートも過去にはTBS系『SASUKE』に出演するなど、知名度バツグンのクリエイターだ。

 今回急上昇にランクインしたきんに君やサイヤマングレートの動画では、予選、フリーポーズ(決勝)、ポーズダウン、結果発表といった大会の全容が公開。結果は、きんに君がマスターズ40歳以上級で3位、サイヤマングレートが65キロ級で2位と、ふたりとも好成績を収めた。

 きんに君に関しては、前述した米国での試合から帰国後、わずか1ヶ月弱での出場。体がボロボロの状態から減量を始め、ハードなスケジュールの中での3位という結果を、「僕にとってはめちゃくちゃ嬉しい」「頑張ってよかった」と噛み締めている。一方のサイヤマングレートはというと、試合後、仲間たちとの打ち上げの様子を写した動画も急上昇入り。2位という結果に「本当は優勝したかった」と悔しさを滲ませたが、キツイ減量やトレーニングを経て、試合後にピザやたこ焼き、寿司を「意識が吹っ飛ぶ」と美味しそうに頬張る姿が印象的だった。

 大会関連のコンテンツは、オーディションから日々のトレーニング、大会当日や振り返り、打ち上げの様子など、出場者や関係者の想いがストーリーとなって視聴者に届けられる。大会出場を決意した時点から始まるこの手のシリーズ動画は、ときに大会・試合に対する本音が聞け、当事者たちの素性が見られることも醍醐味のひとつ。こういった流れが大会全体を盛り上げており、格闘技やボディビル動画がYouTubeで人気を博している所以なのかもしれない。

【出典】
https://www.youtube.com/watch?v=PvI55DOFQe8
https://www.youtube.com/watch?v=-QS9QL0ODDc
https://www.youtube.com/watch?v=JYaIoGStH9s
https://www.youtube.com/watch?v=AHax9aVWLvg
https://www.youtube.com/watch?v=xc7iQrGtoWA
https://www.youtube.com/watch?v=TikjhuXDoQw

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