意外に強風? ニトリ「首掛け充電式2Wayファン」の風量・音など気になる点をレビュー
蒸し暑い季節になり、扇風機の出番が近づいている。ここ数年で、ハンディタイプやネックタイプなど種類が増えているが、首から下げることができるタイプも続々登場しているようだ。今回はニトリから発売になった「首掛け充電式2Wayファン」をレビューしていく。
ニトリの「首掛け充電式2Wayファン」
早速同梱物を見ていこう。箱に入っているのは本体、USBコード、ストラップ、取扱説明書(保証書)だ。充電をして使うことになるが、USB電源アダプターは付属されていないので、持っているものを使うことになる。サイズは、折りたたんだ状態で約幅100×奥行き104×高さ52mm。手のひらに乗せると少しはみ出る程度の大きさだ。2つ折りになっている状態なので少し高さがあるが、持ち手がない分コンパクトに感じる。
使う前には充電をする。フル充電まで約6時間かかるので、少し長く感じるかもしれない。この間使いたくなったとしても、充電をしながらの使用はできないので注意。充電池が発熱して故障やけがの原因になったり、充電池の劣化につながったりするからだ。フル充電をした後の連続使用時間は、風量「強」で約2.5時間、「弱」なら約9時間。風量弱ならば、1回の充電で家を出てから帰宅するまで使えそうだ。
電源を入れると「弱」から始まり、「中」「強」、そしてオフと変化する。またヘッド部分を閉じても電源をオフにすることができる。すぐに止めたい場合には、ヘッドをパタンと閉じてしまった方が早いだろう。
電源は、ファンを開いた内側の右側の小さなボタンだ。ファンの側面に電源があるのかと思ってしまい、すぐに見つけることができなかった。
「首掛け充電式2Wayファン」という名の通り、「デスクの上において使う」、「ストラップを使って首から下げて使う」の2パターンがある。ヘッドは180度動くので、使い方によって自分で角度の調整が可能だ。
気になる風量や音は?
デスクの上において使ってみる。1mほど離れても、「弱」で風を感じられる。時々窓から入ってくるそよ風のような柔らかいイメージだ。「中」になると一気に強くなり、デスクの周りに置いてある紙の資料が散らばってしまった。「強」は髪が乱れるほどだ。扇風機の羽が5枚タイプのため、強めの風を発生させることができる。気温が高い日は良いが、「ちょっと蒸し暑いな」程度の日では、肌にあたる風が冷たく感じてしまうこともあるかもしれない。
デスクワーク中は風の音も気になるところだ。「弱」「中」「強」共に、風量の割には音は静かめで、「弱」ではほとんど気にならない。「中」になると音はするが、仕事の邪魔になるほどではない。ただ、使う場所は選んだ方が良いかもしれない。「強」はさすがに音も大きくなり、シーンとした静かな部屋では気になるレベル。カフェや図書館などで使う場合、「強」はNG、「中」は状況によって判断、「弱」なら周りの迷惑にはならないのでは?と思った。
デスクで使う場合には、自分から1m程度離して「弱」で運転するのが心地よい風になると感じた。遠く離すと風は弱くはなるが当たる範囲が広くなる。「弱」とはいえ、風が吹いているので、紙など軽いものを置かない方が良い。また、コンパクトサイズなので、デスクにおいても邪魔になりにくい。動いている時の振動もほぼないし、音も静かだ。