モンスターエンジン・西森が、13年乗り続けたハチロクと別れ YouTubeで哀愁漂うマイカーとの別れ
モンスターエンジンの西森洋一が、13年間乗り続けたトヨタ「スプリンタートレノ GTV(AE86型)」通称「86(ハチロク)」を手放すにあたり、同車とのお別れ会の模様を収めた動画がテンダラー・浜本広晃のYouTubeチャンネルに投稿された。
7月14日に「モンスターエンジン西森が13年乗り続けた86を降りる」と題して公開した動画で西森は、浜本のもとへ「86」に乗って現れた。西森は同車に13年乗り続けたとのこと。浜本が「めちゃくちゃ愛着あるやろ?」「『これ以外は車だと思ってない』って言うてたもんな」と聞くと、西森は「だから僕、今度、車やなくて、タイヤ付いてるやつ買います(笑)」とおどけていた。
西森の「86」は、もともとトヨタ「カローラレビン」だったところから、エンジンそのままに、15年間倉庫で眠っていたほとんど痛みのない「スプリンタートレノ」のボデイを見つけて変更したものだという。
乗り続けて13年――。長年西森とニコイチの関係だった「86」との別れには、古い友人の浜本にとっても後ろ髪引かれる思いがあるらしく、「西森86、あと一週間でお別れかぁ。寂しいなぁ。西森が『86』乗ってないって変な感じやなぁ」と名残惜しそうにつぶやいた。そんな感傷的な気分が移ったのか、西森は「大丈夫やと思ってたんですけど、いざ売るってなるとものすごい嫌になってきましたね」「『やめます』って言われへんしなぁ……」と揺れる思いを吐露した。しかし、浜本が「いや、やめたらええやん、別に」と翻意を促すも、西森は「いや、そうなんですけど、どこかで決めなあかんっていうのがあったんで」と心変わりしなかった。
その勇姿を最後にかたちに残すべく、西森は様々な角度から「86」の写真を撮影。途中からは自身も車体の傍に寄り添い、浜本にツーショットのメモリアルフォトを撮ってもらっていた。ちなみに、西森が「86」を手放す理由は家族のためだという。その証拠に、同日西森のYouTubeチャンネルに公開された動画では、後日談としてファミリーカーのホンダ「フィット」を購入したことを報告している。
長年乗り続けたマイカーとの別れは切ないもの。YouTubeでは新車の納車・購入を報告する動画をよく見かけるが、一方で、銀シャリの鰻和弘がおよそ18年乗り続けた「スーパーカブ50」を手放すにあたって思い出語りをしたり、清木場俊介が4年間愛用したFORD「F150 RAPTOR」との別れに際して洗車&ラストランを楽しんだりと、“愛車とのお別れ動画”も密かに人気を集めている。様々な車好きの吉本芸人が集う浜本のチャンネルでも、今回のような感傷的で、オーナーの車への愛着がよくわかるマイカーとのお別れ会をする動画が折に触れて今後アップされ、好評を博していくかも知れない。