色褪せない名作『.hack』はどのように紡がれたのか? 20周年を機にシリーズの先進性を振り返る

色褪せない名作『.hack』はどのように紡がれたのか?

今だからこそ身近に感じられる「The World」の世界

 「『.hack』は古臭さを感じさせない」と先に触れたが、同作で巻き起こる事象の数々は、2002年当時よりも今の方が身近に感じられるのではないだろうか。昨今では現実世界の活動を仮想空間に置き換えた「メタバース」という概念も大々的に知られて、『VRChat』や『Zenith: The Last City』といったVR空間内で世界中のユーザーと対話できるゲーム作品も登場している。ネットワーク技術の向上やオンラインゲームの普及を含め、そうした2022年の現状に沿って見つめ直すと、「.hack」シリーズが遠い世界の話ではなく、“近い将来にありうるかもしれない未来”として捉えることができるのではないだろうか。

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