Z世代の「憧れの存在」 佐藤ノアが明かす“プロデューサー”の一面と自然体であり続ける秘訣

佐藤ノアの“プロデューサー”としての一面

――“あの子”や男の子、女の子という話を聞いていると、どうしても佐藤さんの出演されていた『オオカミ』を思い出しますね(笑)。

ノア:ありがとうございます。(指差しながら)あそこにひとみちゃんがいます(笑)。『オオカミ』のメンバーはいまも本当に仲が良くて、最近も集まったりしていますよ。昨日も一緒に遊んでいました。

――まさかのサプライズでした! ここからは個人の活動についても聞かせてください。アーティスト、モデル、YouTubeと多岐にわたって活躍されていますが、現在一番関心のある仕事はどのジャンルですか?

ノア:関心があるからこそ全部やっているので、どの仕事が一番ということはないですね。ジャンル分けした方がわかりやすいとは思うのですが、私にとっては「佐藤ノアの仕事」の一つ。どれも同じ熱量です。

――SNSを活用して活動の幅を増やしてきたと思いますが、仕事に繋げるために工夫して運用している部分はありますか?

ノア:やりたいことはTwitterでつぶやいています。ファンの方に宣言するという意味もあるのですが、40何万人もフォロワーがいたら1人は関係者がいるだろうとも思っていますね。私のあざとさがそこに詰め込まれていると思います(笑)。

――多くのインフルエンサーの方が、テレビやバラエティーを目標としていると思いますが、佐藤さんはなにか挑戦したいことがあるのでしょうか。

ノア:テレビとか全然興味ないんです。あまりじっとして座っていられないので向いていないかも(笑)。いまは本当に好きなことだけが仕事になったという感じですね。ラッキーです。

――長くSNSを続けていると、再生数やフォロワー数が気になってしまわないのでしょうか。

ノア:仕事なのである程度は気にしますが、楽しいところを見せるのがSNSの根本だと思うので気にしすぎないようにしています。SNSは見せたい自分を見せる場所だと思っているので、「私、好きなことやっているし」という感じでただ毎日を載せているだけですね。

――先ほど「実際に言ったら夢が叶う」というお話もありましたが、AnyMind Groupさんとの「Shefar(シーファー)」での活動も、自分から発信したことがきっかけでしたか?

ノア:私が香水を作りたいと言ったらちょうどお声がけいただいて。最初にお会いしたときに、すでにすごい資料を作ってくれていて、こんなに準備してくれるのはすごいと思って、その場で「やります!」と決めました。

――Instagram、Twitter、YouTubeなど、SNSによって使い分けていることがあれば教えてください。

ノア:フォロワーを増やそうと思っていた時ははっきり使い分けていましたが、いまはそこまで意識していないですね。当時は、YouTubeは私の外見に関わること、Instagramはかわいい写真と文章、Twitterはみんなが言いたそうなことを発信すると決めて使い分けていました。いまはあまり意識せず「無」ですね。

――たしかに佐藤さんは自然体ですよね。YouTubeで見ているのと変わりません。

ノア:自分を作っていると疲れますからね(笑)。

――発信を続けていく中で大変なことや、それを乗り越える方法があれば聞かせてください。

ノア:私は本当に素のままでやっていますし、投稿することも友達とLINEをするような気持ちで気軽にしているので、あんまりつらいとは思っていませんね。SNSは日常の延長線上なんです。自分と違う意見が飛んできたとしても、それも気になりません。人って20人程度が集まっただけでも意見が分かれると思うんです。それがSNSで、もっと人数が多くなって起きているだけなので。もちろん、変なことを言われるときもあるのですが、「なんか変な人だな」くらいの感じですね。実際にそういう人がいたら、会話しないでそっと距離を置くじゃないですか。SNSでも同じように、そっとしています。

――では、今後挑戦していきたい仕事はありますか?

ノア:札幌の観光大使になりたいです。札幌の100周年のインフルエンサーにはなれたのですが、観光大使には、なかなかなれないんですよ。もう少し頑張って、札幌の観光大使になりたいです! 偉い人を探して、「絶対私がいいですよ」って言おうかなと思っています(笑)。

――現在すでに取り組まれている音楽やモデルの仕事で挑戦したいことがあれば、そちらも教えてください。

ノア:アーティストとしては、いっぱい曲を作って、ライブハウスにお金を払う文化を広めていけたらいいなと思います。音楽はいま、無料でも聴ける時代ですが、それでもわざわざ聞きに行きたいと思わせられるアーティストになれたらいいなと思っています。

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