ロールス・ロイス、アルピーヌ……ちびまるこちゃんやエヴァなど国民的アニメに登場した車とは?
日本には誰もが知っている「国民的漫画・アニメ作品」が存在する。その作品に共通しているのは、幅広い話の数々。人を飽きさせない工夫が心をつかんでいるのだ。
そんな国民的漫画・アニメには、自動車も多数登場。今回はそんな「国民的漫画・アニメ」に登場した自動車を紹介したい。
『ちびまるこちゃん』 ロールス・ロイス&カローラ
さくらももこ原作の漫画『ちびまる子ちゃん』。コミックはもちろんだが、アニメとしても絶大な人気がある。
そんな『ちびまる子ちゃん』に登場する自動車として有名なのが、大富豪の花輪くんが乗っている、ロールス・ロイス。ヒデじいの運転で、学校に通っているようである。年式などは語られていないが、絵を見ると、ロールス・ロイス シルバークラウドIIIの可能性が高い。
ちなみに販売価格は1000万円程度するものとみられる。高級感のあるデザインは見る者を圧倒する力を持つ。
さくらひろしが自家用車として乗っていたのが、白のカローラ30系だ。1970年代に発売された車で、丸みを帯びたヘッドライトが特徴的。
カローラシリーズは車種別世界生産台数で1位を記録するなど、日本の自動車を語るうえで欠かすことのできない車種で、その名は全世界の車好きが認識しているともいわれる。トヨタ自動車にとっても重要な車のようで、昭和から平成そして令和の時代にも、世界で活躍している。
そんなカローラのなかでも、30系は手軽な値段と豊かな機能性から、昭和の時代に「初めて購入した車」という人も。アニメでひろしがまる子と両親を連れて走る姿を見て、懐かしさを覚えた視聴者も多かったと聞く。
『クレヨンしんちゃん』 プリメーラ&ウイングロード
平成を代表する臼井儀人原作の漫画『クレヨンしんちゃん』。『漫画アクション』で連載が開始された際には下ネタも多かったが、アニメで認知度が広がったあとは、ファミリー向けに変更され、人気を得た。
野原しんのすけとひまわりの父・ひろしが愛車として乗っていたのが、「OSSANアンジェリーナ号」。モデルは日産自動車が1990年代に発売したプリメーラだといわれる。この車は日本とイギリスで生産・販売された車で、ヨーロッパを意識したデザインといわれている。
ひろしはOSSANアンジェリーナ号のあと、緑色のステーションワゴンに乗り換えている。この車は日産のY12型ウイングロードである可能性が高い。2005年11月から2018年3月の長きにわたり販売された車だった。