IKEAでソーラーパネルが発売予定 手頃な価格で入手可能か?
スウェーデン発祥の家具量販店「IKEA」は、2022年の秋からカリフォルニア州の店舗で会員向けにソーラーパネルを販売予定だ。これでStarkvind(空気清浄機のこと)とStjarnstatus(冷蔵庫のこと)に電力を供給できる。ありがたいことに、組み立てはプロが担当する予定だ。
IKEAは、カリフォルニア発祥で国内最大級の太陽光発電事業者であるSunPower社との提携を発表した。 提供するソーラーパネルは、他の太陽光発電設備と同様に、屋根の大きさや日中の日照時間など、さまざまな要因によって発電量やコストは異なる。また、居住地によっては、税額控除などの優遇措置を受けることも可能だ。
IKEAはかつてイギリスで、1世帯あたり約9,000ドルからの価格帯でバッテリー付きのソーラーパネルを販売していたが、政府からの補助金の変更により設置費用が高額になったため、2019年にこれらの販売を終了していた。
ここ数年、IKEAは「ファストファニチャー」のモデルがもたらす膨大な二酸化炭素排出量を相殺するために、サステナビリティへの取り組みを強化している。アメリカでは、店舗の9割に太陽電池アレイを設置し、風力発電所や太陽光発電所の設置もしている。
しかし、同社が原生林を使って製材を続ける限り、事業を営む上での環境への負荷は大きく、相殺までの道のりは遠そうだ。
SunPower社との取り組みによって、3秒に1台も作られているBilly(本棚のこと)のように、IKEAがソーラーパネルを手頃な価格で購入できるようにし、アメリカの家庭に普及させることを期待したい。
(画像=Unsplashより)
〈Source〉
https://www.curbed.com/2022/05/ikea-solar-panels-for-sale-california.html
https://www.prnewswire.com/news-releases/ikea-us-joins-forces-with-sunpower-to-offer-home-solar-solutions-in-the-united-states-301545923.html
※Stjarnstatusの4つめの「a」は正式にはウムラウトあり。