坂上忍、自費で建設した「動物保護ハウス」ついに開業　動物たちにとっての理想郷の模様は？

　坂上忍が自費で建設していた動物保護ハウス「さかがみ家」の開業をYouTubeで報告した。

　2022年4月4日にオープンした「さかがみ家」は、恵まれない環境下で暮らす犬猫を保護し、新しい飼い主のもとに譲渡するまでの間の仮住まいとして活用するための家。広大な敷地面積を誇るこの保護ハウスは、当然、一人では管理しきれない。そこで坂上は昨年2021年11月19日、自身のYouTubeチャンネル「坂上家のチャンネル」に公開した動画でスタッフを募集。「ボランティアさんや寄付に頼るのではなく自力で運営していく方法を探りながら自立してやっていきたいので、希望・条件によっては正社員でもいいですし、バイトもありです。『一緒に保護活動をしたいんだ』という人がいればぜひ手を挙げていただきたい」と呼びかけていた。

　それから約半年後、5月20日に公開された動画では、厳正な審査を経て選ばれた犬猫たちの世話をする“チームさかがみ家”のメンバーが発表された。スタッフはYouTube経由で名乗りを上げた一般応募者のほか、坂上と個人的に付き合いのある芸能人も多数集まった。その一人が女優でタレントの小野真弓。もともと犬の保護活動を地元でやっていたという小野は、テレビ局で坂上の楽屋に挨拶へ行ったときなどに「さかがみ家」のことを聞いていたと言い、「今回立ち上げなので気合が入りますね。お手伝いさせていただけてうれしい」と喜んだ。このほか、俳優の古山憲太郎、元SKE48の桑原みずき、お笑い芸人のお宮の松、嘉門洋子などが坂上ゆかりの芸能人として保護ハウスの手伝いに参加した。他方一般応募では、フリーモデルの佐藤真瑚などが選ばれていた。

　5月24日に投稿された「さかがみ家、始動！vol.2〜ドタバタの開業初日を追え！〜」と題した動画では、開業初日となった4月4日の様子を公開。朝9時ごろ、メンバー全員がさかがみ家に集結。9:30にリビングでミーティングを行った後、10時から作業を開始した。翌4月5日には多数の保護犬・保護猫を迎え入れるため、資材を搬入したり、買い出しをしたりと全員大忙し。しかし、犬や猫を保護したいという同じ志のもと集まったメンバーたちの表情は、皆一様に楽しげだ。作業の合間、リビングのキッチンでメンバーに振舞う料理を作っていた嘉門洋子は、「明日やっと犬が来る。写真見たので早く会いたくて。幸せにしてあげられるかが一番不安ですけど」と言い、充実した笑みを浮かべていた。

　始動したばかりの「さかがみ家」。今後動物たちにとっての理想郷がどのように出来上がっていくのか、引き続き注目していきたい。