推定136kgにも及ぶ巨大魚を海外YouTuberが捕獲 ニュースにも取り上げられた「アリゲーターガー」とは?
自然保護教育の推進を目的とする海外のYouTubeチャンネル「WILD LIFE」(チャンネル登録者数 8.92万人)が、過去最大級の魚を捕まえた動画を投稿したことで話題を呼んだ。該当の動画は、2022年5月7日公開の「I Caught The BIGGEST FISH You've Ever Seen! (300lb MONSTER!)」。
場面は、とある川で釣りを始めるシーンから始まる。ボラの頭を餌に釣りを始めてしばらくすると、明らかに巨大な魚が当たる感触があった。体ごと川にもっていかれそうな勢いで、明らかに普通ではない様子。あまりの重たさに陸まで引き上げられないようで、当人も「魚が水中に引き込もうとしているように感じる」と、その壮絶さを語っていた。巨大な魚が針に食いついてから5分以上格闘し、魚にロープをくくりつけることで、ようやく捕獲に成功した。
釣り上げた巨大な魚とは「アリゲーターガー」。北米原産の淡水魚で、ワニのような口の形をしているのが特徴。非常に長い口をしており、ワニのような鋭い歯がついている。今回捕獲したのは8フィート(約2.4メートル)を超えるアリゲーターガーで、なんと推定300ポンド(約136kg)もあるとのこと。その巨体は、もはや魚と呼んでいいのかわからないほど。環境保護論者でもある彼は、最後は川にアリゲーターガーを放流した。
実はこちらの動画、海外でニュースに取り上げられるほど話題を呼んでおり、当人も取材を受けている。というのも、過去のアリゲーターガーの記録と比較しても最大級のサイズだからである。ただし、このサイズのアリゲーターガーが発見されるのはよいことではなく、テキサス州ヒューストンのローカルニュース「KHOU 11」によると、彼は「このサイズのアリゲーターガーが増えることに問題がある」と警鐘を鳴らしていた。
アリゲーターガーは北米原産の淡水魚だが、国内でも度々発見される外来種となっている。国内では「特定外来生物」として指定されており、日本の魚の生態系を脅かす種としても危険視されている。実は最近国内でも、YouTuberがアリゲーターガーを発見する動画を投稿しており、FNNプライムオンラインでニュースにもなっていた。今回、海外で発見されたアリゲーターガーは人ごとではなく、国内ではなんでも食べる雑食生物として生態系を脅かす危険生物となっている点は、この機会にぜひ知っておきたい。
(Source)
https://katurahama-aq.jp/info/news/2017/08/24/1816