セイキンのTikTokが乗っ取られ、ヒカキンも怒り 過去にはほかの有名クリエイターも被害に

 YouTuberのセイキンが、自身のTikTokアカウントが乗っ取り被害にあっていたことを動画で報告。弟のヒカキンも出演し、視聴者への注意喚起とその経緯を報告した。

【警察沙汰】セイキンのTikTokが乗っ取られて全動画削除されました【犯罪】

TikTokの全動画を削除される

 被害を受けたのは、3月18日。セイキンのTikTokアカウントが何者かから乗っ取り被害にあい、これまで投稿した全動画が削除される事態となっていた。

 まず最初に被害に気づいたのは、Twitter経由で視聴者から知らされたヒカキンで、すぐにセイキンに連絡。確認したところ、アイコンとアカウント名が変えられており、アドレスやパスワードも変更、ログインができない状態となっていた。削除された動画の中には、YouTubeには投稿していない動画や、数百万回再生されているものもあったようだ。

 事態に気づいた視聴者から所属事務所に多くの問い合わせが寄せられており、すぐに、TikTok運営側と所属事務所、警察が連携して対応を急いだ。その甲斐もあり、2日後にはアカウントを取り戻すことに成功。その翌日、全動画の復旧が完了した。

 被害を受けた一因としては、ログインの二段階認証をしていなかったということもあったようだ。インフルエンサーに限らず、一般ユーザーへのセキュリティの見直しなど、注意喚起を促した。

 今回は被害を回避することに成功したが、動画クリエイターにとって、作成した“動画”は商売道具であり、視聴者と築き上げた“財産”であることも強く訴えた。

はじめしゃちょーや水溜りボンドも“乗っ取り”に狙われる

【激怒】オレのTwitterを乗っ取ろうする人がマジで多過ぎる。

 過去には、はじめしゃちょーもTwitterの“乗っ取り”に狙われていることを公表している。TwitterのログインにはIDとパスワードが必要だが、IDはページに表示されているため、パスワードをなんとか解読し、ログインしようとする者が後を絶たないようだ。

 しかし、ログインに失敗すると、パスワードの変更を求めるメールが本人のアドレスに届くようになっている。その数、1年でなんと約200件。それほどの人が、はじめしゃちょーのアカウントを不正アクセスしようと狙っていることになる。

アカウントが本当に乗っ取られてしまいました。

 また、水溜りボンドのカンタは狙われるだけではなく、実際にInstagramの乗っ取り被害に遭っている。

 カンタの場合は、たまたまInstagramの公式運営とやり取りをしている期間に、偽のInstagram運営からDMが送られてきた。「公式バッジを付ける」という名目でパスワードを教えてしまったようだ。そのやり口も巧妙であり、偽アカウントと言えど、1万人のフォロワーが付いていたことから、カンタも本物と信じてしまったようだ。しかし、その1万人のフォロワーが付くアカウント自体も、おそらく事前に誰かから乗っ取ったものである可能性が高い。

 その際も、セイキンと同じくアカウントやパスワードの全てが変更され、本人がログインできない状態に持っていき、元の投稿写真が次々と削除されていった。

 所属事務所の協力もあり、数時間後にアカウントの復旧に成功したようだが、一般ユーザーにとってはアカウントを取り返すことは、決して容易いことではないだろう。

 セイキンも言うように、乗っ取りは不正アクセスであり、どのような形でも一線を超えたれっきとした犯罪である。また、乗っ取りに限らず、ネット上の誹謗中傷なども含め、しっかりと法的に取り締まられる世の中になってほしいとセイキン同様強く願う。

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