ヒカキンはなぜ、YouTuber界のキングになったのか 底辺YouTuber時代と現在を比較してわかったこと

「ヒカキン=YouTubeのキング」という図式は、10年かけて作り上げた努力の賜物

 過去の動画と現在のヒカキンの動画を比べると、クオリティはもちろん、徹底的にコンプライアンスや”人を不快にさせない”ことが意識されているように見受けられる。昨今のYouTubeでは、多くの新規参入者がいるため、再生回数は言わば奪い合いのような状態。

 再生回数を稼ぐための「過激なドッキリ」「過度に体を張った企画」、中には「教育に適さないコンテンツ」が公開されることも。そんな現代、ヒカキンの動画は「子どもにも見せたい」と言われ、世代を超えたファンから支持を集める。

 もちろん本人もそのことは理解しており、現在では「子どもが見ても悪影響がないように」と、言葉遣いなど細かな配慮も欠かさない。

 ヒカキンが語る登録者・再生数は命という言葉、これは再生数が取れれば良いと言うことではなく、あくまでファンに支えられている感謝の現れ。多くの世代から“良質”と判断される動画を作りつづけることが、現在ヒカキンがYouTube界のキングとしてトップの座を維持する根源となっている。

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