「自分の軸が欲しかった」2年でチャンネル登録者数73万人超 きりまるが分析する“SNSでの発信”
チャンネル登録者数77万人超、“垢抜け術”などで女性たちから支持を集めている大人気インフルエンサー・きりまるの2冊目のスタイルブック『まるっと12色!自分史上いちばん似合う服と顔 カラーメイク帖』(宝島社)が4月8日に発売された。
2021年4月に発売された『まるっと365日! 自分史上いちばん垢抜ける 3色コーデ帖』(宝島社)や、アパレルブランド「onetome(ワントゥーミー)」、コスメブランド「myroink(マイロインク)」を立ち上げるなど、活躍も目覚ましい彼女だが、YouTubeを始めた理由は「自分軸を見つけたいから」なのだそう。多くの人から支持される理由などを、本人に紐解いてもらった。
2冊目のスタイルブックは「メイク初心者の人にこそ見てほしい」
ーースタイルブック『まるっと12色!自分史上いちばん似合う服と顔 カラーメイク帖』の見どころを教えてください。
きりまる:読んだ人が垢抜けられるような教科書を作れたらなと思い、メイクと服を組み合わせで見られるような1冊にしようという話になりました。おすすめは、12色のカラーメイクのページです。カラーメイクって、苦手な方も多いと思うんですね。でも、ナチュラルに取り入れられるものを紹介しているので、参考にしてもらえたら嬉しいです。
ーーたしかにカラーメイクをするのは、難しい印象があります。きりまるさんも最初は抵抗があったのでしょうか?
きりまる:そうですね。最初は「挑戦してみたいけど、どうなんだろう」と思っていました。でも、アイブロウやマスカラ、リップが違うだけでメイクの幅が広がるんだなと今ではお気に入りです。メイク初心者の方、どういうふうにしたら良いかわからない方こそ、ぜひ参考にしてほしいですね。
ーー今回の書籍には、きりまるさんが執筆したエッセイも収録されています。初エッセイを執筆した感想を教えてください。
きりまる:そうなんです。担当の編集者さんに急かされながら、自分の言葉で書きあげました。私自身のメイクや垢抜けに対しての考えについて「ここまで詳しく話したことはなかったんじゃないかな〜」と思うくらい、詳細に書きましたね。もともと自分の思いを文章にすることがとても好きなので、頑張って書きました!
YouTubeを始めた理由は「自分の軸がほしかったから」
ーーいまでこそチャンネル登録者数77万人を超えるインフルエンサーとなったきりまるさんですが、発信を始めたきっかけを教えてください。
きりまる:発信を始めたのは、高校生のころに『MixChannel(現:ミクチャ)』というアプリに彼氏とのカップル動画を投稿して、それがいまでいう“バズ”ったことがきっかけです。身近な友達だけでなく、他県の人からいいねやコメントが来るのは刺激的でびっくりしました。でも、それが嬉しくて、そこからコンスタントに発信するようになったんです。
ーーそこからInstagramなどで発信をされていたきりまるさんですが、2020年からYouTubeを始められました。なぜYouTubeチャンネルを開設したのですか?
きりまる:もともと看護師になりたいという夢があって、2年ほど看護師を続けていたのですが、そこで体調を崩してしまって、仕事ができなくなってしまったんです。そのときに普段できないこと、いままでやってこなかったことに挑戦してみたいなと思いYouTubeチャンネルを開設しました。
ーーほかにもいろんな選択肢があった中で、YouTubeを選んだのはなぜだったのでしょう?
きりまる:私、意志が弱くて、自分に甘い部分があるんです。だから、なにかを続けるという経験をしてみたくて、YouTubeを選びました。
それと、インフルエンサーをしていて、「なにをされている人なんですか?」と聞かれたときに、「◯◯です」と一言で答えることができないのが嫌で、なにか肩書きが欲しいなと思っていたんです。「有名になりたい」というよりは、自分の軸を作りたいという思いが大きかったですね。