「腫れ物カスタム」に見る『LoL』ブーム到来とeスポーツ観戦のすすめ

「腫れ物カスタム」は日本での『LoL』ブームを呼ぶか

2018年に韓国で開催されたWorld Championship決勝戦の様子(撮影=スイニャン)
2018年に韓国で開催されたWorld Championship決勝戦の様子(撮影=スイニャン)

 そうなのだ。実は世界中が『LoL』のプレイやeスポーツに熱狂し始めてからもう何年もの月日が経過しているにもかかわらず、日本での人気はそこまで爆発的なものではないのが現状だ。昨年秋に開催された世界大会「World Championship(以下Worlds)」の最大同時視聴者数は、7386万人にものぼる。国内での知名度をもっと上げたいと考えてきた『LoL』界隈としては、千載一遇のこのチャンス、逃すわけにはいかないのである。

 そして実はそのときの「Worlds」で、日本代表のDFMが初めてベスト16に入る快挙を成し遂げている。先に触れたEviはこのときのメンバーだ。この日本代表チームを決める大会がこれまた先に触れたプロリーグ「LJL」であり、タイムリーなことに4月10日に決勝戦が行われる。4月8日の準決勝で勝ち上がったチームが、先に決勝にコマを進めたDFMと対戦する予定だ。さらに、優勝チームには5月10日〜29日に韓国で開催される世界大会「MSI」に参加する権利が付与される。

 「腫れ物カスタム」を通じて勝利条件などの基本的なルールを覚えた視聴者なら、eスポーツの大会観戦も十分楽しめるだろう。細かいことはわからなくても、解説を聞けば良い。配信者の方々も視聴者の皆さんも、これを機に『LoL』のトッププロゲーマーらによるeスポーツ観戦を楽しんでみるのはいかがだろうか。

メイン画像=©2022 Riot Games, Inc. Used With Permission

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