きまぐれクック・かねこ、愛車マセラティと別れ コロナ禍で運転機会が激減
魚さばきを中心とした料理動画で人気を集めるYouTubeチャンネル「きまぐれクック」の運営をするかねこが、3月28日公開の動画で愛車のマセラティの売却を発表した。
コロナ禍で乗る機会がなくなったマセラティを手放す
かねこがサブチャンネルの「きまぐれクックのサボり場」で、愛車マセラティの売却を報告。かねこは新型コロナウイルスの流行後、愛車・マセラティに乗る機会が減少したと話し、約2年半の走行距離は1万kmにも満たないという。2019年9月4日に「車を買いました。『マセラティ レヴァンテS グランスポーツ』」と題した動画で購入報告をしたことを考えると、たしかに走行距離は少ない。
特に直近1年間はほとんど車を運転するシーンが無く、年に3回もバッテリーが上がってしまう始末。結局バッテリーが上がらないようエンジンを掛けるためだけに、週1回は運転せざるを得ない暮らしが続いていた。このことがきっかけとなり、このままでは維持ができないと結論づけ、ディーラーへ売ることを決意した。
購入時は約1,700万円だったマセラティは、ディーラーにより約900万円で引き取られる結果に。また動画上でかねこは、マセラティに乗っていたおかげで、きまぐれクックの存在を知らない年配の方からも「写真を撮っていいですか?」と声をかけてもらえたと、思い出を語る。
「単純にかっこいい、モチベーションが上がる」などメリットを紹介する一方で、「セキュリティが厳重すぎる」と高級車ならではの悩みを漏らしていた。そんな思い出が詰まったマセラティだが、ときには修理費だけで74万円かかるなど、良くも悪くも視聴者にとって忘れられない一台と言えるだろう。
かつてマセラティを紹介した山道でのお別れ
動画後半では、2年前初めてマセラティを公開したときと同じ山道で最後のお別れを伝える。当時はナンバープレートを公開し、本来はきまぐれ“クック”にちなんでナンバープレートを99にしたかったが、実現できず999を選択したとのこと。最後は心から感謝の一言を伝え動画は終了。
視聴者からは「最後の『ありがとう』がなかなか感慨深い」「ドライブ動画、なんか良かったです」と反響の声が集まっている。購入後も度々動画に登場していたマセラティだが、やはり売ってしまうことに悲しさを覚えるファンも一定数いるようだ。
一方でかねこは「コロナが落ち着き次第また車に乗りたい、3つほど候補もある」と将来新たな車を買いたい気持ちも覗かせている。購入からわずか2年半ほどでお別れとなってしまったマセラティだが、次にかねこが買う車に早くも注目が集まっている。
2カ月前には1億円超えのキッチンスタジオの建設も報告したかねこ。今後購入する車も目が話せない。