『隣の恋は青く見える3』1話ーー破局寸前カップルたちの“お試し破局”がスタート 元恋人がいない共同生活で新たな恋?
「恋人には、2種類あるんだよ。好きで付き合っている人と、別れ方が分からなくて付き合っている人たち」
『隣恋3』を見ていると、2016年放送のドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)の名言が頭に思い浮かぶ。本当に好きなのか、分からなくなった。相手の浮気症がなおらない。このまま付き合っていても、幸せになれるのだろうか……。恋愛に関する悩みは、数えるときりがない。それでも、別れる“きっかけ”がなくて、ズルズルと付き合ってしまう人もいるのではないだろうか。本番組で“お試し破局”を決意したカップルたちも、この企画がなければ、問題を直視することを避けてしまっていたかもしれない。今まで蓋をしてきた感情と向き合わざるを得ないのが、『隣恋』シリーズなのだ。
1.この度、私たちはこれまでの恋人関係を解消します
2.恋人を解消する期間は、7日間とする
3.解消期間中は自由恋愛とする
4.解消期間中はお互いの恋愛に口出しをしない
5.最終日の前日まで、元恋人と話すことはできない
6.解消期間の最後に再びカップルに戻るか、それとも、このまま恋人解消するのかを決めることとする
以上の決まりが記された「恋人解消契約書」を結んだ7組のカップルたちが、ついに禁断の共同生活をスタートさせた。ちなみに、元恋人とは別の土地に振り分けられるため、どのような行動をしていても口出しすることはできない。ただ、それだけなら、元恋人から完全に意識を逸らして楽しむことも可能だろう。しかし、『隣恋』シリーズはそう安易にはいかない。共同生活中に撮影された写真が全員に共有されるため、否が応でも元恋人の姿を見ることになる。自分のいない場所で自分の知らない異性の横で見せる笑顔に、それぞれの嫉妬心が駆り立てられていくのだ。
まず、宮古島で急接近したのがアヤカとショウマ。BARの店長をしており、いかにもモテそうな男・リュウタロウと交際をしていたアヤカは、まだ彼に気持ちが残っている様子。ただ、過去に浮気されたことがきっかけで、このまま付き合っていてもいいのだろうか……と葛藤を抱えているようだ。「本当に好きなのか、分からなくなった」と参加を決めたフミヤやレイナとは異なり、アヤカは「好きだけど、別れなければ」と思っているタイプ。優しく話を聞いてくれるショウマに心を開いているようにも見えたが、好きを振り分ける“恋の天秤”(※気になる人に、各自4つのおもりを振り分けていく)では、3つのおもりをリュウタロウに置いていた。
しかし、リュウタロウがアヤカに置いたおもりは、1個。彼は、石垣島で1日をともに過ごしたレイナに、3個のおもりを置いた。「レイナちゃんといる時は、元カノのことを一切考えなかった」と話すリュウタロウ。1日目にして、こんなに気持ちが変動してしまうなんて……。K1ファイターのフミヤに至っては、元恋人・サワコが、自分にすベてのおもりをベットしたのを見て、「重っ」とつぶやく場面も。男性陣の方が、新しい恋に進むスピードが速いのだろうか。