毎秒1000回の装着テスト&強力なノイキャンが秀逸 「LIBRATONE AIR+」を試す

「LIBRATONE AIR+」レビュー

 耳にイヤホンをはめ終えたら、さっそくスマートフォンを手に取り、「装着状態のテスト」を開始だ。なお、装着後は都度確認することをお薦めする。何故なら筆者は当初、テストをなかなかクリアすることができず、普段いかに適当にイヤホンを耳にはめていたかを痛感したからだ。

 装着テストクリア後の使用感は快適のひと言。これほどコンパクトにもかかわらず没入感あるサウンドを実現しているのには驚いた。高音も低音もバランス良く再生され、クセのない音色を奏でてくれる。

 そして更にノイズキャンセリング機能をオンにしてみると、周りの雑音の音量が一気に強力に下がった。これだけならば単なる普通のノイズキャンセリングイヤホン。しかしここからがLIBRATONEの真骨頂だ。本機は「COMFORTモード」に設定することで、回りの騒音にあわせて自動的にノイズキャンセリングレベルを増減してくれる。

 30段階のマニュアル操作も可能なので、徐々にノイズキャンセリングの効き具合を変えてみると、だんだんと雑音が増減していく様子が耳からも確認できた。

 できれば極力よけいな喧騒音はカットして、アナウンスや発車のベル、クラクションなどははっきり聞こえるようにしておきたい。自動設定のレベル調整もそれなりに性能は良いのだが、より細やかなチューニングを行いたい際には、ぜひマニュアル設定を有効活用していきたいものだ。

 LIBRATONE AIR+(2nd)は、洗練されたデザインと強力なノイズキャンセリング技術が融合したハイテクノロジーな製品だ。

 これまでの「完全ワイヤレスイヤホン」に満足していない人でも、パワフルな「ハイブリット式」による快適な雑音の低減が望めるだけでなく、耳のフィット感も秀逸なため、充分購入の検討に値する商品だと言えよう。

「LIBRATONE AIR+(2nd)」仕様
・ブランド:LIBRATONE
・ANC機能:最大30dB
・スピーカー:2×φ5.3mm、16Ω
・周波数応答:20Hz~20KHz
・Bluetooth:5.2(チップがLE Audio非対応)
・通話:ダブルマイク強化アルゴリズム
・連続使用時間:6H(ケース充電含む:24H)
・イヤホン:約32×22×19mm
・ケース:約48×55×21mm
・イヤホン:5.5g
・ケース:44g
・IPX:IP54
・カラー:ミッドナイトネイビー・ミルキーホワイト

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