『Pokémon LEGENDS アルセウス』先行レポ　バトルもゲットもとにかく“革新的”な一作

　バトルはこのあたりにしておいて、先行プレイではアヤシシ・イダイトウ・ウォーグル（ヒスイのすがた）に乗って大地を駆け、水上を泳ぎ回り、空を飛ぶこともできた。ヒスイの土地は広大で、これらのポケモンの力を借りて進むことでしか辿り着けない地形もあったため、ぜひプレイする際はそのあたりも意識してみてほしい。注意点としては、木やフィールドにある材料（クラフトすることで、キズぐすりやげんきのかけらを作ることができる）を回収するには、ライドポケモンから降りる必要があるということ。材料の回収を優先する場合は自分の足と手持ちのポケモンの力を借りる必要がある。

　散策が終わったため、ベースキャンプ経由でコトブキムラへと戻る。このベースキャンプとコトブキムラにある主人公の宿舎では、休むことで時間を変えることができる（朝・昼・夕方・夜）。その時間帯にしか出ないポケモンもいるため、うまく使い分けてみるのがいいだろう。

　また、コトブキムラでは、髪型・髪色・服装なども変更可能。従来の「ポケモン」シリーズとは一味違った方向でカスタマイズできるため、より自分ならではの姿が追求できそうだ。

 

　最後に、キング・クイーン戦にも挑戦することができた。キング・クイーン戦は特別なバトル形式となっており、攻撃をかわしたのち、バトルで隙を作り、「シズメダマ」という道具を投げてあらぶるキングを鎮めなければならない。今回挑戦した森キングのバサギリ（ストライクの新たな進化形）は、何度か攻撃を回避してバトルをし、シズメダマを当てれば問題なくクリアすることができた。アクション慣れしていないと大変かもしれないが、慣れている人なら問題ないレベルの難易度だと思う。バトル自体も先述したギャロップ戦同様、ブイゼルの「アクアジェット」×「力業」でゴリ押しすれば勝つことができ、先行プレイが終了した。

　これまで「ポケモン」シリーズを満遍なくプレイしている筆者としては、これまでにないスタイルかつクオリティの高い“新たなポケモン”に終始興奮しっぱなし。アクションといえどもそこまで難しいものではない（少なくとも先行プレイ時点では）ため、アクションだからと敬遠する必要はなさそう。アクションゲームの経験者はこれまでに自分がやってきたゲームジャンルの掛け合わせを楽しみながら、アクション未経験の「ポケモン」シリーズファンは、その世界観を味わいながら、じっくりと慣れていくのが良さそうだ。

　1時間弱プレイしただけなので、同作の隅から隅までを知れたわけではないが、より発売日が楽しみになるばかり。リアルサウンドテックでは、今後も同作に関する情報や分析記事を発信していく予定だ。

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