もっとも狭いアパートが5.7億円!? ニューヨークの不動産事情を紹介するYouTuber

 不動産業では今、物件の内部を動画にしてYouTubeで紹介する投稿者が増えている。国内ではチャンネル登録者数約58万人の「ゆっくり不動産」が有名だが、海外にも不動産を紹介するYouTubeチャンネルが存在する。それはニューヨークで不動産仲介をやっている「Erik Conover」。チャンネル登録者数約185万人の人気YouTuberだ。Erik Conoverのチャンネルでは、おもに豪華な物件を紹介する動画を多く投稿している。

 動画編集の技術も高く、またふだん一般人が見られないような物件を数多く紹介していることから、たくさんの視聴者を虜にしている。どの動画も興味深いものばかりだが、最近投稿された動画で1つ再生回数の多い企画があったので、ぜひ紹介したい。それは「INSIDE The NARROWEST Apartment In NYC | Tiny House Living(ニューヨークでもっとも狭いアパートの内部)」という動画。公開日は2021年10月11日で、再生回数は約287万回にもおよぶ。

INSIDE The NARROWEST Apartment In NYC | Tiny House Living

 タイトルのとおり、動画ではニューヨーク市でもっとも狭いアパートを紹介している。そのアパートの部屋は「75 1/2 Bedford St New York NY 10014」で、ブルックリンのメインストリートであるベッドフォード・ストリート沿いに位置している。マンハッタンにありながら高層の建物が少なく、のんびりとした雰囲気が特徴のエリア。

 こちらの部屋の幅は約261cm程度。しかし、動画公開時点で物件価格は500万ドル(約5.7億円)にもおよぶ。たいていの日本人からすれば、手のつけられない価格だろう。

 ただしニューヨークでもっとも狭いと言っても、幅は狭いが奥には広い細長い部屋となっており、中の空間はとても広く感じる。実際にこちらの部屋は3階建てで、寝室は3部屋、浴室は2つもある。日本人からすれば十分広い、といえる部屋だろう。中はリニューアルされていてライトは現代的であるものの、天井の柱は木製なので歴史的な雰囲気も感じられるようになっている。

2階の浴室

 1階はリビングとキッチン、2階は浴室と寝室がある。特に2階の浴室はバルコニー沿いにあり、差し込む太陽光と外の自然の緑で、非常にオシャレな空間を演出している。また3階には寝室が2部屋あり、天窓つきで自然の光を取り入れている。

 さらになんと、こちらのアパートには地下室もある。地下室の天井は低いものの空間は広く、秘密基地のような気分でリビングを設計できる。また地下室にも浴室とトイレがあり、お手洗いに行くためにわざわざ2階まで上がる必要がない。

 部屋が狭いながらも収納は充実しており、あらゆる場所にクローゼットや収納棚がある。ある程度私物が多くても、収納には困らないだろう。さらに2階の寝室には収納式のベッドもあり、上手に空間を活用している工夫が見られる。

 実はこちらのアパート、観光地としても人気の場所。「ニューヨークでもっとも狭い家」として、ニューヨークのウォーキングツアーに組み込まれるほど。1873年に建築された歴史の長い建物でもあることから、ニューヨークで有名な観光地の1つとなっている。

 このようにErik ConoverのYouTubeチャンネルでは、ただ物件を宣伝するだけでなく「視聴者が気になる・魅力に感じる物件」に焦点を当てて企画にしている。なかには28億円もする物件を紹介する動画もあり、ふだん私たちが目にできない光景を見せてくれる。物件を見るのが好きな方は、この機会にぜひErik Conoverが作り出す世界観を楽しんでほしい。



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