防弾ガラスめがけて445kgの鉄球を落とすと? YouTubeらしさを追求する海外クリエイター集団

 あらゆる年代層が娯楽として楽しむYouTube。国内では「HikakinTV」や「はじめしゃちょー(hajime)」を筆頭に、数多くのクリエイターが独自の企画を実施し、視聴者を楽しませている。それは国内に限らず、海外でも同じだ。国内では法規制やモラルなどの問題で実施できない企画も、海外動画だと楽しめることが多い。

 海外YouTuberのなかでも、とりわけ規模の大きな企画で数多くの視聴者を楽しませているチャンネルがある。それはオーストラリアのクリエイター集団「How Ridiculous」だ。チャンネル登録者数は726万人で、総再生回数は約15億回にものぼる。

 そんな「How Ridiculous」のなかで、英語がわからない方でも楽しめる動画があったので紹介したい。それは「444kg Savage Wrecking Ball Vs. Bulletproof Glass from 45m @13,000fps!」という動画。2021年8月14日公開で、再生回数は約533万回の人気動画。

444kg Savage Wrecking Ball Vs. Bulletproof Glass from 45m @ 13,000fps!

 444kgもある鉄球を、上空45mから地面にめがけて落下させる。正直なところ結果はどれも想像通りだが、重量のあるものを上空から落とすその様子は爽快感抜群。特に疲れているときに見ると楽しみやすい。

 彼らには上空45mから鉄球を落とすための鉄塔のような施設があり、この場所を使って動画を撮影することが多い。今回は重量の重たい鉄球を落とすわけだが、地面にはあらゆる物を設置し、その上に目がけて落下させる。

 地面から鉄球を吊り上げ、上空45mからドアに目がけて落とした。結果は想像に難くないだろうが、ドアは粉々になり跡形もなくなった。動画では落下の瞬間をスローモーションで流してくれるので、爽快感があって見ていて楽しい。

 ほかにも樽に向けて鉄球を落としている。鉄球を落とすと爆音とともに樽は飛散し、木っ端みじんになっている。先ほどの木製のドアと同じく鉄球が落下した瞬間をスローモーションで見られるようになっており、英語がわからなくても樽が木っ端みじんになる美しさを楽しめる。

 さて本動画のメインは、防弾ガラスに対して鉄球を落とすシーン。厚さ5cmほどの防弾ガラスを4枚に重ねており、さらにポリカーボネートとガラスの複層構造により、銃弾から人を守っている。そんな防弾ガラスを上空45mから落とすのだが、結果はどうだろうか?

 想像通りかもしれないが、445kgの鉄球が上空45mから落下するエネルギーに防弾ガラスが耐えられるはずもなく、粉々になってしまった。跡形もなくなった防弾ガラスの様子もさることながら、ガラスが割れる音は聞いていて気持ちいい。ぜひこの動画を視聴して楽しんでほしい。

How Many GIANT Balloons Stops A Dart?

 上記の動画のように「How Ridiculous」の動画は”YouTubeらしい”企画が多く、内容も難しくないので、日本人でも気軽に楽しめる。「How Many GIANT Balloons Stops A Dart?」では、巨大な風船をいくつも並べてダーツやテニスボールなどを勢いよく投げ、何個割れるのかを試している。動画の内容はいたってシンプルなものだが、なぜか引き込まれる動画だ。また企画はシンプルだが規模は大きく、こちらの動画でもアリーナを借りて動画を撮影している。私たちでは実施できないような内容を、動画越しに提供してくれる。

 このようにYouTubeらしい企画を追求しているからこそ、チャンネル登録者数726万人という数多くの視聴者を虜にし、今もずっと楽しませ続けているのだろう。

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