世界初、テキストメッセージのNFTが1700万円で落札 その内容とは?

世界初のSMSのNFTが1700万円に

 世界で初めて送信されたSMS(ショートメッセージサービス)が、NFTとしてオークションにかけられ、約15万ドル(約1700万円)で落札された。売上金は、難民の支援に取り組むUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に寄付されるという。

 今回出品されたのは、1992年12月に、英Vodafone(ボーダフォン)の当時のプログラマー、ネイル・パップワース氏から、ディレクターのリチャード・ジャーヴィス氏に送られた、世界初のテキストメッセージだ。その内容は「Merry Christmas」とシンプルなものだったが、このやりとりが今日まで続くコミュニケーションツールの礎を築くこととなった。

AGUTTESのYouTubeより
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 NFTの落札者は、SMSの通信プロトコルのコピーと証明書、そしてメッセージを受信するアニメーションを含むデジタルフレームを取得できるようだ。

 オークションハウスによると、パップワース氏は今回の落札を受け、「1992年に、テキストメッセージがこれほど人気になるなんて、そしてまた、何百万人もの人々に利用される絵文字とメッセージアプリを生み出すなんて、思いもしなかった」と語っているという。そして「最近、初のテキストメッセージを私が送信したことを子どもたちに伝えた。あとから振り返ると、送信したクリスマスメッセージがモバイルの歴史において、極めて重要な瞬間であったことがわかる」と付け加えた。

 今年3月には、TwitterのCEO、ジャック・ドーシー氏の世界初のツイートがNFTとして販売され、3億円以上で落札される事例も見られた。インターネット史における貴重な瞬間を所有できることは、NFTの有意義なあり方だと言えるかもしれない。

(画像=AGUTTESのYouTubeより)

〈Source〉
https://www.youtube.com/watch?v=3aQvUnfEsBI&t=18s
https://edition.cnn.com/style/article/nft-paris-worlds-first-sms-sold-intl-scli/index.html

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