アディダス初のNFTが26億円で取引される 購入者は限定商品とメタバースへのアクセス権をゲット
アディダス初のNFT(※)が、2300万ドル(約26億円)で取引された。生成された3万点のうち、29620個が完売し、残りの380個はアディダスとそのパートナーが今後のイベントのために保持するという。
(※)NFT(Non-Fungible Tokens=代替不可能なトークン)とは、ブロックチェーンテクノロジーによって確立されたデジタル資産のこと。
このNFTは、Bored Ape Yacht Club、Punks Comics、GMoneyと共同で作成されたものだ。購入者は、パーカーやトラックスーツなどの限定商品と、メタバースへの限定アクセス権を入手できる。1つあたりの金額は0.2ETH(約87000円)で、現在はすべて売り切れとなっているものの、NFTプラットフォームのOpenSeaで二次流通しているものを購入することが可能だ。
ただアディダスにとって初の試みだっただけに、ミント(NFTの生成)の際にはトラブルも。早期アクセスは現地時間の午後1時30分に始まったが、Mutant Ape Yacht ClubがNFTをミントできず、一時停止を余儀なくされた。アディダスは、この問題によってガス代(NFTの生成にかかる料金)を失ったすべての人に払い戻しを行うとしている。
アディダスは公式サイトにて、「これはほんの始まりに過ぎない」と述べている。インパクトのある金額を記録しただけに、これに続く取り組みが行われることだろう。
(画像=adidas OriginalsのTwitterより)
〈Source〉
https://www.adidas.com/into_the_metaverse/
https://twitter.com/adidasoriginals/status/1471909577658675204
https://www.theverge.com/2021/12/17/22843104/adidas-nfts-metaverse-sold-bored-ape