FUNKY MONKEY BΛBY'Sが語る、“教会ライブ”だからこそ歌えた歌と届けられたメッセージ

ファンモン“教会ライブ”直後インタビュー

配信ライブは、セルフアドレナリンで盛り上がる

ーー今回は教会というシチュエーションで、TikTokというプラットフォームで配信されたわけですが、通常のライブや他の配信ライブとは心境的な違いはありましたか?

加藤:違いは無かったですね。ただ、実際のライブは目の前にお客さんがいて、自然に湧き出てくるアドレナリンに任せて歌うんですけど、基本的にはTikTokだからとか教会だからということはあまり気にせず、今の自分たちを精一杯表現できたんじゃないかと思います。ちょっとだけ気を遣いましたけどね、床を傷つけちゃいけないとか(笑)。でもそれくらいで、基本的にはファンモンらしく熱唱できたと思います。

ーー無観客の場合、アドレナリンはどうやって出しているんですか?

加藤:難しいんですけど、カメラの前に観てくれる人たちがいるんだと自分自身に言い聞かせて出す……セルフアドレナリンっていう言い方もおかしいけど(笑)。やっぱりお客さんはいてくれたほうが、自然と気持ちが盛り上がりますけど、生配信というやり方はコロナ禍だからこそ生まれたものだし。

モン吉:でも、ちょっとずつ慣れて来たよね。

加藤:回数を重ねるごとにね。でもこういうやり方も、新たなライブのスタイルとして、今後も大切にしていかなきゃいけないなと思っています。

モン吉:いつものライブだと体を揺らしてもらったりとか、お客さん全体の雰囲気に合わせてライブを展開するんですけど、配信はカメラの向こうの1人1人に向かって歌っている感じがありますね。最初は、「何だろう? このシーンとした中で歌うのは」と思っていたけど(笑)。

加藤:最初はすごく違和感があったね。

モン吉:回数を重ねて、配信ライブはこういうものだと、何となくつかめてきた感じです。

オジサン二人でやって引かれないTikTok動画とは?

ーーそもそもTikTokは使っていますか?

加藤:僕は何年か前に動画をあげていたんですけど、途中で心が折れてしまって、そのまま放置していたアカウントがあって。

ーーなぜ心が折れちゃったんですか?

加藤:心が折れたと言うか(笑)、その時点でSNSを抱えすぎてしまって大変で、一度整理しようかなと思って。でもその時に使っていたTikTokアカウントは、フォロワーさんはそのまま、今はFUNKY MONKEY BΛBY'Sのアカウントとして使っていて。

ーー今は、これまでのジャケット写真とかMVがずらりと並んでいますね。

加藤:はい。スタッフさんが一生懸命やってくれています。

ーーこの機会に、やってみたい気持ちは?

加藤:今回ご縁もできましたので、スタッフさんと共にFUNKY MONKEY BΛBY'Sのアカウントを、面白い感じで展開していけたらいいなと思っています。やっぱりエンタメをやっていく上で、TikTokは今やすごく大切にしていかなきゃいけないですから。オジサン2人で一生懸命頑張ってやっていこうかなと思います(笑)。

ーー“TikTok売れ”という言葉もありますから。やっておいて損はないですよね。

加藤:再ブレイクみたいなこともありますから、そういう意味では夢があるよね。

ーーTikTokに感じる面白さとか、今後どんな風に使いたいとか、TikTokに対して考えていることを教えてください。

加藤:音楽というものを、上手く発信していけたらいいなと思っています。レコーディング風景とか、楽曲制作の1シーンとか、これからスタッフさんにいっぱい動画を撮っておいてもらって、どんどん発信していけたらと。それくらいしか思いつかないです。俺とモン吉でコントをやっても寒いだけだし(笑)。

モン吉:二人で踊るんじゃないの? そういうやつが多いじゃん(笑)。

加藤:いろんな人に教わりながら、ちょっとずつやって行こうと思います。まだTikTokがなんなのか、自分たちでよく分かっていないところもあるので(笑)。

ーー今までは、SNSでどんな動画や写真をあげていたんですか?

加藤:俺はキックボクシングをやっていたので、トレーニング風景をあげたりしていて。

モン吉:僕は特にあげるものがなくて。たまにたき火の写真をあげるくらいなので。

ーーたき火動画は流行ってますよね。

モン吉:そうみたいですね。

加藤:やればいいじゃん。たき火動画。

モン吉:一回もあげたことないけど、大丈夫かな(笑)。

ーー来年はツアーも控えていますが、どんなツアーにしたいですか?

加藤:ここ2年ずっと抑圧されて、我慢しなきゃいけない感じが続いていたので、自分の中でだいぶマグマがグラグラと溜まっている状態なので、各地で大噴火して来ようと思っています。アドレナリンも出しまくってきます。ファンモンらしく、終わったら腰砕けで立てなくなるくらいまで、歌い切ってパワーを使い果たしたいです。

モン吉:ツアーは、すごく楽しみです。高校生の時に初めてライブハウスでラップした頃は、自分たちでイベントを組むくらい歌いたくて仕方がなくて。今改めて、その時の気持ちと同じくらい楽しみな気持ちです。8年待っていてくれた方だったり、うちらのライブに初めて来るという方も多いと思うので、そういう方に会えるのもうれしいです。

ーーツアー中もTikTokをあげてくれますか?

加藤:ツアー先ならではの、食べ物とかリハ風景とか。ステージ上で踊りましょうか(笑)?

モン吉:何かありますか? オジサン二人でやって引かれないもの。リクエストがあったら、SNSにコメントしてください!

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