ヨーロッパ初「レベル4」の完全自動運転車が公道での走行を許可される
フランスのEasyMileは、自動運転「レベル4」 で公道を走行する、ヨーロッパ初の企業となりそうだ。「レベル4」では、特定の条件下において完全自動運転となり、緊急時にもドライバーが対応せず、すべてシステムが運転に対する責任をもつこととなる。
EasyMileは、安全性と信頼性を実証する厳格なテストに合格し、公道での走行を認められたという。同社の主力車両「EZ10」は、ドライバーを必要としない、100%電気自動車で、定員は最大で12人となっている。大雨や雪などの悪天候の中でも走行可能で、気温もマイナス15°Cから45°Cまで対応しているとのことだ。
同社はすでに、フランス南部の医療施設内で、この無人シャトルバスを運行している。バスは施設の正面玄関と駐車場までの600mを走行しており、現在はリモート管理されているものの、今後数か月で完全自動運転に移行する予定だという。
このほかにも同社の車両は、北米でのフードバンクの食品の配達、オーストラリアの植物園内を走行する無人シャトルバスなどに利用されており、「レベル4」技術において最も実績のあるメーカーとされている。完全自動運転車が公道を走行する日が、もうすぐそこまで来ているようだ。
(画像=EasyMileより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://easymile.com/news/easymile-first-authorized-level-4-autonomous-driving-public-roads