米国でコロナの救済金をクラシックカー購入にあてたオーナーが逮捕される
米モンタナ州のステーキハウスのオーナーが、コロナの救済金をクラシックカーの購入にあてたとして逮捕された。
検察によると、ステーキハウスを経営するマイケル・ボルト氏は、昨年5月にコロナ禍での経営を支援するための救済金、75000ドル(約850万円)を受け取った。しかしその11日後、受け取った金をスチュードベーカー、1929年のフランクリン、1939年のフォード「デラックス」、1941年のフォード「スーパーデラックス」の購入にあてたという。(下記は参考画像)
米国では、中小企業を対象にした融資プログラムを設けているが、事業主は救済金を事業運営の資金としてのみ利用することが認められている。
米メディア『Market Watch』は、モンタナ州の弁護士、レイフ・ジョンソン氏の見解を紹介している。同氏は「連邦政府のプログラムは、人々が不正行為をしてしまうと機能しなくなる」と述べ、「ボルト氏のような人が、パンデミックを乗り切るための制度を利用してクラシックカーを購入することは、他の支援を受けるべき申請者が救済金を機会を奪うことになる」と批判した。
ボルト氏は、購入した車を政府が“没収”することに同意しているが、来年4月の刑の宣告で、最大1年、最高10万ドル(約1100万円)の罰金が科される可能性がある。
(画像=JALOPNIKより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://www.marketwatch.com/story/montana-steakhouse-owner-admits-using-covid-relief-money-to-buy-vintage-cars-11637704261
https://jalopnik.com/this-1921-studebaker-that-survived-a-winter-flood-1847968344
https://www.bonhams.com/auctions/17486/lot/20/
https://www.dragers.com/vehicles/51/1939-ford-deluxe
http://www.collectioncar.com/detailed.php?ad=73354&category_id=1&lang=ja