二宮和也が語る、V6への想い ファンと同じ目線に立つ「ジャにのちゃんねる」の意義
嵐・二宮和也が、KAT-TUN・中丸雄一、Sexy Zone・菊池風磨、Hey! Say! JUMP・山田涼介とともに開設したYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」。11月3日に公開された動画では、二宮がソロで登場。ジャニーズの先輩であり“ファン”であるV6への想いを語った。
その動画が公開された日は水曜日。いつもの動画の公開時間から遅れていたが、YouTubeのコミュニティには二宮から視聴者へのメッセージが。「皆様、今日はお休みかな? と色々思っているかと思いますが。。。ちゃんと更新しますっ!!!!」と公開を約束したあとで、「今日は物凄く個人的な動画」「思入れが凄すぎてまだやってますwww」「今日の動画は譲れないのだ」と、今回の動画への強い思い入れを綴った。
そして公開された動画は「【感涙】俺に夢を与えてくれた人達に逢いに行きました。」というタイトルで、11月1日に開催されたV6の解散前最後のコンサートを鑑賞しに行った1日をVlog形式で公開した。
1日の始まりからカメラを回し、「今日は11月の1日です。来るべくして来たなという感じなんですけど……」と、その日の重みをかみしめるように話す二宮。映画の撮影で地方にいた彼は、その足でコンサート会場である東京へ向かった。会場へ向かう移動中の車でも、V6の曲を聴きながら思わず涙したというほど感極まっている様子だ。
開演の直前には「僕が大好きなV6のコンサートを見れるのが嬉しい」とコンサートを見られることへの純粋なうれしさを示すと同時に、「事務所の後輩という点よりも、ファンと言いますか、僕の人生を変えてくれた人たちなので、そういう感謝の気持ちも含めて見させていただきたいなと思っております」と、今回のコンサートへの並々ならぬ想いも語った。
そしてコンサート終了後は、余韻に浸りながら視聴者に向けて自身の感想をぽつぽつと話した。まずは「(何度か行ったコンサートの中で)最高峰」「圧倒的表現力」とコンサートの演出やV6のメンバーのパフォーマンスを賞賛。続いて、「26年という年にあそこまで最高峰を見せられちゃうと、ダメなファンなのかもしれないけど、先を望んじゃうというか…」と、言葉にできない想いを探りながらも紡いでいく。終始、V6の“いちファン”としての目線で、彼らへの想いを語る二宮だった。
この動画を見た視聴者からは、ありのままの言葉でV6への想いを語る二宮に対し、同じくV6ファンの視聴者から「感情を共有した気持ちになった」というコメントが多く寄せられている。自分が好きなグループの解散について、周りの人とうまく感情を共有できていなかったり、感情を言葉にできていなかったりした人たちにとって、その気持ちに寄り添うような今回の動画は救いとなったのかもしれない。
また、二宮は地方から東京へコンサートを見に行ったことで「めちゃくちゃ若干……地方からコンサートに参加する人の気持ちがわかった、勝手ながらですけど」と、地方からコンサート会場へ駆けつけるファンへの理解を見せたことに対しても、視聴者から「すごく嬉しかった」という声も寄せられた。
この動画はもちろん、日頃の「ジャにのちゃんねる」の運営方針からもわかる通り、トップアイドルという立場でありながらファンと同じ目線に立ち、常にファンが求めるものに応えようとする二宮の姿勢こそが、彼やこのチャンネルが多くの人に応援される理由なのだろうと感じる。動画の後半では、「応援してくれている皆様と密にやっていきたいなと思った」と、改めて自分の活動についても振り返った。
動画の最後には、いちファンであり尊敬する先輩のV6へ「あなた達が残してくれた炎を絶やさず自分なりでこれからも頑張ろうと思えました」と、決意とも取れる言葉を贈った。二宮の“自分なり”が、個人としての活動や「ジャのちゃんねる」としての活動、そして休止中である嵐の活動、すべてにつながっていくことを願わずにはいられない。
そして彼の“自分なり”の活動が、やがてV6と同じように、後輩たちへのアイドルとしての道しるべをつくっていくのだろうと感じた。