iPhone 13 Pro Maxのバッテリー持ちを徹底検証 Netflixで連続再生できた時間は?
iPhone 13シリーズは前モデルからさまざまな面で進化しているが、発表イベントで特に強調されたのが「史上最長のバッテリー持続時間(iPhone 13 Pro Maxの場合)」だ。これがどれだけ正しいのか、また充電速度のスペックも含めて検証してみよう。
全モデルでバッテリー駆動時間が延長
米Appleによると、4機種あるiPhone 13シリーズでは全モデルにてバッテリー駆動時間が延長されている。特に大画面モデルのiPhone 13 Pro Maxの場合、最大で2.5時間も長く使うことができ、これはiPhone史上最長だとアピールされている。
なおiPhone 13 Pro Maxの仕様を確認すると、ビデオ再生では最大28時間、ストリーミングでは最大25時間、オーディオ再生では最大95時間が可能だと表記されている。
個人的に購入したiPhone 13 Pro Maxにて、ウェブサーフィンやSNS、動画や音楽視聴といった一般的の使い方を試してみた。その結果、29時間以上の利用が可能だった。通常利用において、バッテリー駆動時間にまったく不安はない。
動画や音楽視聴でも期待どおりの性能
次に、動画視聴をテストしてみよう。画面の明るさを最大、音量は中程度にてNetflixの動画をストリーミングで連続再生してみた。その結果、約22時間の再生に成功。画面の明るさを落とせば、より長時間の再生も可能だろう。
音楽再生では画面をオフにし、Spotifyの楽曲をストリーミング再生した。すると、10%バッテリーが減る間に約8時間の音楽再生が可能だった。概算ではあるが、著者の環境では約80時間の音楽再生が可能という計算となる。
充電速度にも不満なし
iPhone 13 Pro Maxでは別売の20W以上の電源アダプタを接続することで、高速充電が可能だ。著者の環境だと、有線接続では2時間弱でiPhone 13 Pro Maxを満充電することができた。
iPhoneのワイヤレス充電方法は複数存在するが、Appleのモバイルバッテリーこと「MagSafeモバイルバッテリー」を20W以上の電源アダプタに接続することで、15WのMagSafeワイヤレス充電が利用できる。今回のテストでは、同様の充電方法にてiPhone 13 Pro Maxを約4時間で満充電できた。
テスト結果でもわかるように、iPhone 13 Pro Maxではバッテリー駆動時間が確かに延長されている。スマートフォンのスペックの中でも、バッテリー駆動時間は実際の使用シーンにおいて極めて重要だ。その意味で、iPhone 13 Pro Maxは日常使用においてたしかな進化を遂げているといって良さそうだ。
(画像=塚本直樹、Apple)