【東海オンエア・コンビ分析】第十二回 てつや&しばゆー ヤバさが際立つセンスの持ち主
人気6人組YouTuberグループの東海オンエアが、「【理不尽】インターホンに喋り邪魔されたら激重十字架バトル!!!」を10月3日にアップした。かねてより「十字架」と呼ばれる過酷な罰ゲームを設定し、逃げることなく実行していく姿にYoutuber魂を感じさせてきた東海オンエア。私生活に影響を及ぼす変装系や語尾系が長期間続くことはもはや見慣れたもので、今でもリーダーのてつやは「令和中シュークリームが食べられない」という罰ゲームが続いているほどだ。
今度はどんな「十字架」が登場するのか。タイトルを見た瞬間、そんな好奇心がくすぐられるファンも少なくないだろう。また、気になるのは、その「十字架」が背負わされるまでのプロセスだ。今回競い合うのはYouTuberとして「もっているかどうか」という部分。
動画撮影中に荷物が届いたことを知らせるインターホンが鳴ってしまうことも少なくないという彼ら。そこで、撮影で話しているときにインターホンが鳴ったらアウトとなり、その数が5回になった時点で罰ゲーム決定というルールを設定した。
インターホンひとつとっても動画の企画になってしまうというのが、さすが東海オンエアといったところ。これまでインターホンが鳴った瞬間はカットされてきた部分と思うと、この動画は貴重なメイキングシーン集としても楽しめる。
一方で、すでに5月に投稿された動画の撮影シーンから1ポイントずつ記録していく丁寧な仕事ぶりにも頭が下がる。そして、予測不能なタイミングでインターホンが鳴った瞬間、全員がその企画のことを思い出すリアクションを取るところも、東海オンエアのチームワークの良さを改めて感じられる場面である。
動画冒頭でも説明があったように、不利だと思われたのは日頃から圧倒的にトーク量が多いてつやだ。その見立て通り、すぐに4ポイント貯まってしまいリーチがかかる。対して、ピンポイントで話すたびに「ピンポーン」と鳴るしばゆーもあっという間に4ポイントに。他のメンバーが1ポイントを取るか取らないかをうろうろしているというのに、なぜか2人に集中する形になるのが面白い。
あわや、てつやが“5回目のアウトか!?“という場面では、しばゆー自身によるインターホンが鳴るというミラクルまで起こる。ただし、メンバーによるインターホンは無効というルールを設定していたために、こちらはノーカウント。そんなヒヤヒヤとした場面もありつつ、ついにしばゆーがボソッと呟いたタイミングでインターホンが鳴り響くのだった。
しかも罰ゲームは、てつやが提案した「2カ月間バカデカしゃもじ」という超過酷なもの。そして視聴者の想像をはるかに上回る巨大しゃもじを背負ったしばゆーの不満そうな顔で、幕を閉じた。
今回の動画ではYouTuberとして撮影中にインターホンが鳴るなんて「もっていない」という話だったが、企画となるとまた別だ。これほどの「もってる」展開を見せつけられては、生粋のYouTuberであることを痛感させられる。