50口径の弾丸vs防弾チョッキの行方は? 海外のYouTubeで行われた実験が衝撃の結果に

 FPSゲーム愛好者や、銃が好きな方におすすめしたい海外の人気YouTubeチャンネルがある。登録者数373万人、アメリカの人気YouTuber「Edwin Sarkissian」だ。実物の銃やグレネードなどを使った動画を多く投稿している。

Worlds First 50cal rated body Armor

 なかでも、1つおもしろい実験動画がある。「Worlds First 50cal rated body Armor(世界初50口径規格の防弾チョッキ)」という動画だ。

 冒頭に、50口径の銃弾に耐えるという、アメリカのSafe Life Defense社製の防弾チョッキが紹介される。この防弾チョッキに対して、実際に50口径のBMG(12.7×99mmNATO)弾を撃つとどうなるのか? という内容の動画になっている。

 防弾チョッキを台の上に置き、内側に「厚さ10cmほどの木材」と「コンクリートのブロック」の2つを挟み込み、固定する。

 動画で使用する銃弾は、50口径の「.50BMG弾」。また使用する銃は、Serbu Firearms社のセミオートライフル「BFG-50A」。こちらのライフルは、100ヤード(約91メートル)先のコンクリートのブロックを破壊するほどの、大きな威力をもつ。

 動画では、20ヤード(約18メートル)離れた距離から防弾チョッキを撃つ。.50BMG弾をライフルに装填し、トリガーを引く。すると、広大な土地に轟音が鳴り響き、防弾チョッキの正面に銃弾が命中した。

 結論から言えば、銃弾は防弾チョッキを貫通しなかった。

 防弾チョッキの内側にある木材にはやや割れ目が入っており、着弾の衝撃でメッシュの跡がついている。コンクリートブロックは衝撃で割れてしまっているが、どちらも銃弾が貫通した形跡はない。

 それでは、銃弾はどこにあるのか?

 銃弾は内側まで貫通しておらず、防弾チョッキの正面に埋もれていた。

 正面ポケットには2枚のプレートが入っており、1枚目のセラミックプレート(防弾素材)には銃弾が貫通。一方で、2枚目のプレートは穴が開いているが、裏側まで貫通しなかった。2枚目のプレートで銃弾の勢いを止めたことになる。

 このように、18mほどの至近距離で.50BMG弾を1発撃ち込まれても、防弾チョッキを貫通しないことが証明された。

 ただし、中のコンクリートが割れていることから、実際に着用した状態で撃たれれば人の骨は粉砕するだろう。防弾チョッキの耐久性はもちろん、50口径の銃の恐ろしさもわかった動画となった。

 ちなみにこの動画では、冒頭のライフル以外にも、7.62×39mm弾のアサルトライフル「Galil ACE Rifle」と、5.56mmNATO弾のブルパップアサルトライフル「Tavor X95」を実弾で使用しているシーンもある。日本ではお目にかかれないシーンも多く、銃が好きな方にとってたまらない動画だ。

AWM vs PUBG Skillets

 Edwin SarkissianのYouTubeチャンネルでは、ほかにも「AWM vs PUBG Skillets(AWM vs PUBGのフライパン)」というような、有名なFPSゲームに関連した動画も投稿している。FPSゲームでリアルの銃に興味をもった方は、ぜひEdwin Sarkissianのチャンネルを視聴してほしい。

■Edwin SarkissianのYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCIOGCEG14rj9GpIFhszkWoQ

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