「集中力が可視化」できるワイヤレスイヤホン? 凸版が開発した脳波計測器の正体

凸版が開発した脳波計測器の正体

 昨今はワイヤレスイヤホンの進化が話題になっているが、凸版印刷はそんなワイヤレスイヤホンにも見える、イヤホン型の脳波デバイス「b-tone」の販売を開始した。脳波を測定することにより、私達の生活や仕事はどのように変わるのだろうか。

多様なセンサーを搭載

 脳波計測デバイスと聞くと、大掛かりなヘルメットやヘッドバンド型の装置を思い浮かべる方もいることだろう。しかし凸版印刷と韓国SOSO H&Cが開発したb-toneは、片耳に装着できる世界最小・最軽量クラスのコンパクト設計を実現している。

 b-toneは耳をはさみこむ部分に脳波計測器を搭載。スマートフォン経由で、いつでもどこでも脳波が測定できる。本体には加速度センサーや心拍センサーも搭載されており、装着者の活動量や姿勢などの情報の取得も可能だという。

 また意外なことに、b-toneは通常のイヤホンとしても利用できる。普段はちょっと大きめなイヤホンとして装着しながら持ち運び、必要な時に脳波計測デバイスとして使う、という柔軟な運用も可能だ。

心理状態を可視化

 先述のように、b-toneでは脳波や活動量、あるいは姿勢などのデータが取得できる。これらのデータを分析することで、日常における集中・リラックスなどの心理状態を把握することが可能だ。

 具体的には脳波からは集中やストレス、リラックスの項目が計測でき、心拍からは集中、心拍数、活動量、そして加速度センサーからは集中、運動量、首の動きが取得できる。これらの生体データを組み合わせることで、より正確な体の状態の把握が可能となる。

 凸版印刷によれば、これらのデータをもとに空調や香り、照明などの環境を調節したり、あるいはオンラインレッスンにおける個人の状態に最適化されたサービスの提供が可能になるという。学校側が自分の生体データを把握していると思うと、おちおち居眠りもできなくなりそうだ。



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