自転車にジェットエンジンを取り付け、時速133kmを記録
台湾の男性が自転車にジェットエンジンを搭載し、時速133kまで加速することに成功した。
台湾の新聞社『自由時報』によると、この偉業を達成したのは、37歳の男性ワン・ナン氏。彼は子どものころの夢を叶えるため、18万元(約300万円)以上を費やして、自転車をカスタムしたという。
ワン氏がエンジンに選んだのは、キングテック社の450G4 タービンだ。毎分1kg以上の燃料を消費し、最大45kgの推力を得ることができる。ただこのエンジンを搭載するには、急加速とスピードに耐えられる自転車でなければならない。そこで同氏は、台湾メーカー・Roxycleが製造する、最大200kgの力に耐えられるカーボンファイバー製の自転車に行き着いた。
さらに大学教授の助けも借りて、十分な機能と安全性を備えた丈夫なフレームにカスタム。タイヤも耐久性の高いものに変えて、準備は万端だ。実際に公道を走行する様子が、YouTubeにアップされている。
野良犬が見守る中、夜中の静かな公道でタービンがジェット機のような轟音を上げる。そして自転車は思い切り前へと押し出され、瞬く間に画面の先へ遠ざかっていった。そのスピードから少しふらつく様子を見せたものの、その後は安定した走りで時速133kmの偉業を達成した。
これを見たSNSは大いに盛り上がったが、ワン氏がいくつかの法令に違反していることが指摘されていた。ただすぐにジェットエンジンを取り外したため、今回は注意のみで済んだという。
二度目の挑戦をするならば、場所を考慮する必要がありそうだ。
(画像=Soar Tseng YouTubeより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://www.youtube.com/watch?v=Oa3uYIe75iI
https://news.ltn.com.tw/news/society/paper/1470258