Ankerの「Soundcore Life P3」は1万円を切ってもノイキャンがすごい ゲーミングモードやイヤホンを探す機能も

Anker「Soundcore Life P3」の魅力

 モバイルバッテリーや充電アダプターで知られるAnkerのオーディオブランドSoundcoreから、新しい完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Life P3」が発表された。前モデル「Soundcore Life P2」の後継機にあたる。

 Soundcoreブランドからは多数の完全ワイヤレスがリリースされているが、リーズナブルな価格と過不足ない音質、そしてノイズキャンセリングなどの機能性のバランスが良く、いずれも高く評価されている。では今回の「Soundcore Life P3」はどうだろうか。

 まずはノイズキャンセリング(ノイキャン)について。イヤホンの内側と外側にそれぞれマイクを搭載したハイブリッドノイズキャンセリング式を採用している。筆者はSoundcoreのノイキャンイヤホンをいくつも試したことがあるが、価格帯が近い「Soundcore Life A2 NC」の消音性も充分だったし、さらに上位のモデル「Soundcore Liberty Air 2 Pro」は、業界でもトップクラスの消音性だったと記憶している。今回のモデルも期待して良いだろう。

 バッテリーはイヤホン単体で約7時間、ケース充電込みで最大約35時間の再生が可能(ノイキャンONではイヤホン単体で約5時間、ケース充電込みで最大約30時間)。これはソニーのフラッグシップモデル「WF-1000XM4」をも上回るスタミナで、充電が面倒な人にとってはありがたい仕様だ。ワイヤレス充電にも対応している。

 Soundcoreのイヤホンはアプリの操作性も良く、イコライザーで音質を調整することもできる。また、「Soundcore Life P3」では新たにゲーミングモードに対応した。ゲーミングモードにすると、レイテンシー(遅延)の軽減、足音や音声のサウンドに変化が起きる。バトロワ系ゲームのように、わずかな効果音が戦局を左右する状況においては役立つだろう。レイテンシーの低下は音ゲーにも効果的だ。

 アプリでは、新たにイヤホンを探す機能も実装された。AirPodsなどにも搭載されている機能だが、テレワークやステイホームで自宅でのイヤホン使用が増えている昨今、部屋のどこかに置き忘れてしまったイヤホンを探すときなどには便利だろう。筆者の周囲では「子どもがイヤホンを片方だけ隠してしまった」なんて話も聞いたが……。

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