ユニークなクランク付き携帯ゲーム機「Playdate」いよいよ予約受付へ 日本を含めた16ヶ国で販売

ユニークな携帯ゲーム機「Playdate」予約開始

 先日SteamがポータブルゲーミングPC「Steam Deck」を発表したことで、携帯ゲーム機市場が再注目された。そして、今度はレトロかつユニークな携帯ゲーム機が世界各地で販売される。この携帯ゲーム機が実現しようとするビジネスモデルは、巨大化したゲーム市場に一石を投じることになるかもしれない。

初期在庫は2万ユニット

 クランク付き携帯ゲーム機「Playdate」は、7月29日より予約受付を開始する。価格は179ドル(約2万円)で、予約は同ゲーム機の公式サイトから行える。公式サイトには、予約受付開始を通知するメールを送信してもらいたいユーザが、自身のメールアドレスを登録する入力ボックスも設けられている。予約時の対応言語は、英語のみとなっている。

 Playdate公式サイトのヘルプページによると、販売対象国はアメリカ合衆国、イギリス、カナダ、オーストラリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、オランダ、ポーランド、スペイン、スウェーデン、スイスの16ヶ国であり、今後さらに多くの国で販売される予定だ。

 現在、初期在庫として2万ユニットのPlaydateの生産が進んでおり、これらの在庫を予約受付分の販売に充てる。ゲーム機の出荷は、2021年後半に毎週行われる。予約数が2万を超えた場合、予約注文数に応じて追加生産する。追加生産は2022年に行われる見通しのため、追加生産分の出荷時期に関しては分かり次第お知らせする、とのこと。

 Playdate本体のほかに同ゲーム機を充電でき、卓上スピーカーやペン立てにもなる「Playdate Stereo Dock」(下の画像参照)が近日中に発売され、また専用カバー「Playdate Cover」も7月末に29ドル(約3,200円)で予約販売を開始する。

ニッチなゲームエコシステム実現を目指す

 コントローラーの一部であるクランクに注目してしまうが、Playdateは随所に工夫が感じられるものとなっている。白黒ディスプレイのサイズは400 x 240ピクセルであり、ゲームをプレイしていない時もオフにならずに低消費電力の時計として使える。通信機能はWi-FiとBluetoothに対応している。

 Playdateを購入してセットアップすると、毎週2本の新作専用ゲームが無料配信される。無料ゲームの配信は12週間続くので、合計して24本の新作ゲームが無料でプレイできることになる。無料配信ゲームのひとつである「Crankin’s Time Travel Adventure」は、クランク操作をフル活用したものだ。

 無料ゲーム配信期間が終了しても、新作ゲームの配信が計画されている。さらには、専用ゲームを開発するSDKも近日中に無料でダウンロードできるようになる。Playdateゲーム開発者向けのQ&Aページによると、開発したゲームは独自に販売することが可能であり、プラットフォーム手数料は徴収されない。公式ゲーム配信プラットフォームの立ち上げも検討されている。

 以上のようにPlaydateの概要をまとめると、開発元のPanicは同ゲーム機を愛好するプレイヤーと開発者から構成される小規模ながらもユニークかつニッチなゲームエコシステムの構築を目指していることがうかがえる。



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