ピアニストでYouTuberの「Cateen かてぃん」が『情熱大陸』出演 人気の秘密は?
東京大学情報理工学系研究科を卒業し、数々の音楽コンクールで受賞歴も持つピアニストの角野隼斗。「Cateen かてぃん」名義で展開しているYouTubeチャンネルは、登録者数77万人(※7月17日現在)を超える。そんな幾つもの輝かしい肩書きを持つ彼が、本日7月18日23時から放送の『情熱大陸』(MBS・TBS系)に出演する。
角野は2018年夏に日本最大のピアノコンクール(PTNA)で非音大生として初めて優勝したことを機に、本格的な音楽活動を始め、国内外で多数のコンサート活動と並行しながら、YouTubeでアレンジや即興動画などを精力的に発信している。現在までのチャンネルトータル再生回数は8565万回視聴を記録する。
チャンネルには、角野の演奏動画がアップされている。2020年に大きなムーブメントを巻き起こした星野源「うちで踊ろう」をセッションしてみたり、YOASOBI「夜に駆ける」を「夜に駆けない」とアレンジを加えて発表してみたり、話題の曲から、オーケストラと共演したコンサートの映像などまで幅広いコンテンツを展開。1250万円のスタインウェイピアノを購入したことを報告する動画もアップされていて、彼のパーソナルな情報を仕入れることもできる。
角野の演奏技術・奏でられる音楽を楽しめるチャンネルであることは間違いないが、注目したいのが、“これぞYouTube”な企画動画もアップされているところ。例えば1000万円のピアノと1万円のピアノを1人で演奏して見せて、音色の違いをわかり易く視聴者に届けるような動画もあったり、「3分クッキングを壮大に弾いてみた」と題したYouTubeで良く見る挑戦系の動画もあったりと、内容も多彩だ。初めて見た人も彼の超絶テクニックとアイデア力に驚くことだろう。
これまでアップされたもので再生回数が2番目に多いのが、20年7月6日公開の「7 levels of "Twinkle Twinkle Little Star"(きらきら星変奏曲)」と題した動画。童謡として知られる「きらきら星」をレベル0~7の8段階のレベルでアレンジを変えていくというもので、徐々に盛り上がりを見せていく演奏は実に見事。コメント欄には外国語が多く並んでいることから、外国人からのリアクションも多いことがわかる。彼のパフォーマンスは視覚にも訴えかけてくるものがあり、近年ニーズを増やした「ながら聞き」とは真逆の「没入感」が味わえるのもポイントだと言えるだろう。など、最も再生回数が多いのは2020年2月22日に公開された「トイピアノで全力で弾くトルコ行進曲」と題した動画で764万回再生を記録している。
百聞は一見にしかずーー。気になった人はまずYouTubeで「Cateen かてぃん」と検索してみよう。そして角野の日々に密着した『情熱大陸』も合わせてチェックを。