『ドラ恋 ~KISS or kiss~』10話ーー前代未聞“掟破り”の展開に アユリ&ケイスケの「2人だけの秘密」とは……
今回は全員の魅力が満載で取り上げたいところだらけで悩ましい。織り交ぜられる同棲ハウスの様子もかなり濃厚だ。
ドラマ第6話「ワンモアナイト」のオーディションは、個人戦でペアを決めずに個人個人で役を勝ち取る。オーディションの相手はその場でアトランダムに決められ、主役を勝ち取ったメンバーは相手役を選ぶことができる。
ただし、同棲ハウスに入居した2人はそのペアでオーディションを受けることになる。今回の入居者は「まだ入居したことがない方」で、該当者はわく(京典和玖)とアユリ(吉永アユリ)。澤田(育子)先生からの「おふたりの中で今夜入居したいという方はいますか?」にすぐさま挙手したアユリが選ばれ、入居相手はシェアハウスに戻った後、アユリが自分で誘う。
アユリはまず、恋敵であるりおん(谷本琳音)を呼び出し、ケイスケ(木田佳介)への想いを確認する。それにきちんと素直に答えるりおんも、「お互いに頑張ろう。正々堂々とやりあお」と声かけするアユリも清々しく、とても魅力的だ。
アユリから同棲ハウス行きを誘われたケイスケは「行きましょう。断るなんてことはあり得ないっすよ」と食い気味で、二つ返事をしていたが、この2人の同棲ハウスで前代未聞の出来事が待ち受けていた……。
入居した2人には「秘密の課題」が出される。「ベッドの上で恋人にされたら“キュン”とすることをお互いにして下さい」というもので、「“おやすみ”って言われてほっぺにチュー」と答えたケイスケに、アユリは「私がキュンとすることは“キス”です」と重ねる。アユリが宣言していた“倍返し”が始動した。
「するのは全然いいし素敵なことだと思うんだけど」と前置きした上で「ルール上俺たちは主演を獲ってキスをするっていうことが課せられてる訳だから。格好つけてる訳じゃないけど、明日カメラの前でやりたいじゃん」と伝えるケイスケにもアユリは譲らない。ここからの2人の攻防こそ、互いに好意を寄せ合う同士の“付き合う前の楽しさ”が凝縮されたやり取りのオンパレードであった。良い意味でアユリは“困らせ上手”だ(男性側も嬉しく、悪い気がしない可愛い“困らせ”が炸裂していた)。2人だけの秘密のキスに、思わずニヤけてしまった視聴者も多かったのではないだろうか。