扇風機は“着る”時代へ 街中でも着られるオシャレな「ファン付き作業服」が続々登場

ファッショナブルな「ファン付き作業服」が続々登場

 今年も暑い夏がもうすぐそこまで来ている。例年猛暑が続く日本において、屋外で過ごす際にはモバイル扇風機や扇子が欠かせない印象だ。そんな暑い夏を乗り越えるために、もはや「扇風機を着たい」と思う人も少なくないはず。

 作業着にファンがついている、いわゆる「ファン付き作業服」はもともと屋外作業や暑い場所での作業を行う際に着用する作業着だった。実はこのファン付き作業服、近年では街中でも着られるデザインのものが出てきているのをご存じだろうか?

 今回は、暑い夏を乗り越えるためにタウンユースできるファン付き作業服を紹介していこう。

山本寛斎手がける空調風神服(R)はデザイン性と機能性をあわせもつ

PRTimesより

 デザイナーでありプロデューサーの山本寛斎が立ち上げた株式会社寛斎スーパースタジオが企画・デザインをした「KANSAI UNIFORM × 空調風神服®︎」の2021年モデルが6月に発売された。もともと作業着として開発されたファン付き作業服を「タウンユースできるデザイン」に落とし込み、大川被服株式会社と開発したものだ。

PRTimesより

 ジップ使いが印象的なデザインは一見すると空調着には見えない洗練されたデザインだ。空調を動かすと膨らみ、ダウンジャケットのような見た目になる。もちろん中は空気が循環しており涼しさを感じられる設計となる。

PRTimesより

 共同で開発した大川被服株式会社は、作業服メーカーとして長年研究開発を行ってきた会社であり、耐久性や機能性は申し分ない。

 バッテリーとファンの部分は広島県福山市のサンエス製リチウムイオンバッテリーを使用。記事にはクラレトレーディング製の生地を使用しており、耐久性が高くシワになりづらいという特徴がある。また、この素材は高密度で織り込まれているため、薄い生地ながら空気を漏らす事なく循環できるというのも優れている点だ。

 ユニフォームーカーが手がけているだけに、洗濯耐久性も抜群。まさに、デザイン性と機能性が同居した画期的なアイテムと言えるだろう。

JOURNAL STANDARDの空調ファン付きウェアにも注目

PRTimesより

 JOURNAL STANDARD(ジャーナルスタンダード)のレーベル「ラスカ(LASKA)」がファン付きウェアのパイオニアである「空調服™」とコラボした「LASKA × 空調服™」にも注目だ。本来、タウンユースできるようなデザイン性を持たせることが難しかったファン付き作業服を、JOURNAL STANDARDらしく高いデザイン性で製作。

PRTimesより

 ファンは4段階の風量直接ができ、作動すると空気の循環によって膨らんでボリュームのあるシルエットとなる。「KANSAI UNIFORM × 空調風神服®︎」はスポーティな印象のデザインだったが、こちらはもう少しシックで渋めなデザインが印象的だ。

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