水溜りボンド・カンタ×フィッシャーズ・シルクの同い年対談が実現 若手の台頭歓迎も「熱量は負けない」

「YouTubeにかける熱量は負けない」

 「長い期間やっていても、YouTubeにかける熱量は負けない」という自信と自負を持つカンタと、「あえて言うなら『全部負けない』。こう言った方が皆が感化されて業界が盛り上がる」というYouTube全体を見渡すシルク。

 両者の今回のコラボは、単に珍しいというだけではなく、YouTuberを取り巻く環境も大きく変わり、彼ら自身も進化が求められているという、貴重なタイミングでの対談となったのではないか。新世代のクリエイターとも積極的なコラボを見せながら、しかし常に先陣を切って新しいことに挑戦し続けるという姿勢は一貫している。

 動画内では他にも、YouTuberという職業の認知度がまだなかった当初は、親にも反対されていたこと、YouTubeというプラットフォーム自体も展開が分からなかったため、今後の展望を周りに想像でしか話すことができなかった苦労なども語っており、社会的評価が追いついてきたいまの二人の立場を考えると、感慨深いものがある。

 今回彼らが語ったことは、水溜りボンド、フィッシャーズに限ることではなく、彼らと同じく“YouTuber”という道を切り開いてきた、同世代のクリエイターたちを代表した意思の表明にも感じられる。彼らを追ってYouTubeに飛び込んだクリエイターも含めて、シーン全体の熱量を高める起爆剤のようになったのではないか。活動を制限されてきたコロナ禍の終息への道筋も見え始めたなかで、YouTuberというシーンがさらに盛り上がることに期待したい。

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