『恋ステ 2021春 Tokyo』第5話ーー2ショットの奪い合い勃発!「やばい、時間がない……」のあを巡った攻防に注目

『恋ステ 2021春 Tokyo』第5話レビュー

 2週目のラストデートは新ルールが導入され、男子がデートしたい女子の元を訪れるが、「制限時間は1時間で、誘える人数は無制限」。

 まず、“台風の目”であるえりやが向かったのはメイの元だ。最初にメイと話してから、最後にあみの元に行く作戦のようだ。しかし先手を打ったのははるゆき(松井晴幸)だった。真っ先にメイの元を訪れ、「メイに(ラストデート制限時間の)7、8割を使うつもり」と伝える。手を繋いで2人で歩いている姿を一方的に目撃したえりやがタイミングを見計らって2人の元に突撃するも、はるゆきも「あと3分ちょうだい」と譲らない。MCの工藤大輝も言っていた通り、はるゆきもメイにしろすみれにしろどちらも本命がえりやで自分が二番手というままならない状況でよく奮闘していると思う。

 念願のえりやとのラストデートで、メイはあからさまにテンションが上がっていた。手を繋ぐことなくしてもやはり本命の存在は揺らがないのだろう。えりやは昨夜、メイがくれたブレスレットのプレゼントが嬉しかったと伝え、「ただ気持ちが固まってる訳ではないからポケットにしまっている」と言い添えた。メイは怯まずに「あみちゃんのことが一番気になってる中、どうやったら(自分が)超えられますか?」とド直球質問。「相手のことを知りたいと思うから、沢山喋ることかな」と答えたえりやに、2ショットに誘ったら迷惑ではないかを確認。「全然大丈夫だよ」というえりやの回答を聞きなり「そしたらめっちゃ誘うよ。ガチで」と、さらに戦闘モードを高めるメイ。あみだけでなくメイもかなり強敵な上、えりやはストレートに感情表現をしてくれて一緒にいて気楽な子が好きとなれば、受け身気質なすみれが候補に入るのは現状なかなか難しそうではある。

 “目的地:のあ”のたいしゅう、さむ、こうき(明石光輝)の3人のうち、もちろん一番手はたいしゅうだ。さむはのあと敢えて最後に話して、会えない間自分のことを印象付ける作戦のようで、他の誰の元に行くでもなくデートコースの下見に向かう。

 こうきはまずはうたな(詩菜)のところに向かい、うたなとのあの2人に絞れたと伝える。うたなは「もう気持ちは変わらない。断言する」と健気に伝え、第一印象から変わらず一途にこうきに想いを寄せ続けている。

 こうき自身もわかっている通り、互いにのあ1人に絞っているたいしゅうとさむを前に、今からこうきがのあの気になる存在になるのはかなり厳しそうではある。片や一目散にのあの元に向かったたいしゅうとデートコースを下見して待っているさむの二択の間に食い込むには今までと同じことをしていても難しいだろう。

 たいしゅうとさむがバトタッチした後に、さらにたいしゅうは「最後にもう一回話したい」と食い込むガッツを見せる。ここでも「あと5分以内」とさむが食い下がる。

 次回は、この怒涛のラストデート後半戦が描かれる。のあを巡る四角関係ラストスパートと、あみの元に向かうのであろうえりやの様子も観られそうだ。女子からの中間告白に、お馴染みの1人だけが意中の男子の元に直接会いに行けるチケットの行方(今回はいつに泣く決めるのが難しそうだ)など、次話では男女共にさらに攻防戦が加速しそうで、非常に楽しみだ。

■佳香(かこ)
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好きで年間の劇場鑑賞映画本数は約100本。Twitter:https://twitter.com/Tominokoji

■番組概要
『恋する♥週末ホームステイ 2021春 Tokyo』
配信日時:毎週火曜夜10時~
配信チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
配信URL:https://abema.tv/video/title/90-1503

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