伊藤かずえ×30年乗り続ける「初代シーマ」の物語は、なぜ人の心をつかむのか レストアを機にあらためて解説

 レストアの期間はおよそ半年。伊藤は「昨日はなかなか寝付けなかった。これはちょっと寂しいのかなと思った」と、愛車とのしばしの別れを惜しんだ。さらには、「いつも乗って車庫に入る時には『今日もありがとうね。シーマ』と言って降りる。本当に家族の一員のような、私にとっては相棒」と、相変わらずのシーマ愛を見せつけた。この模様が収められたYouTubeチャンネル「テレ東BIZ」の動画は、4月30日時点で120万再生を突破している。

伊藤かずえさん 30年乗った初代シーマをレストアへ(2021年4月26日)

 YouTubeにおいて、芸能人の愛車紹介動画は、たしかな人気を誇る。雨上がり決死隊・宮迫博之の「BMW i8」や千原ジュニアの「プリンス グロリア スーパー6」、オール巨人の「BMW Z8」、手越祐也の「ランボルギーニ ウルス」、新山千春の「Jeep Wrangler(ジープ ラングラー)」など、例を挙げればきりがない。

 愛車の数だけドラマがあり、愛情のカタチがある。もちろん、月日を多く重ねるほどにドラマは濃密になり、愛情は深くなる。伊藤とシーマの関係性が多くの人の心をつかんで離さない理由は、30年同じ車に乗り続けるという誰にもまねできないドラマと愛情を体現しているからに他ならない。半年後、美しく生まれ変わったシーマに乗り、颯爽と運転を楽しむ伊藤の姿がYouTubeにて公開された時、三度(みたび)大きなバズを起こすに違いない。

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