音楽鑑賞もZoom会議もできる“近未来のマスク” 世界的ラッパーが手掛けた『Xupermask』とは
新型コロナウィルスの流行拡大に伴い、マスクを着けることが既にデフォルトとなった現在。様々な素材やデザインのものが出てはいるが、機能性とデザイン性の両方を兼ねそろえたマスクはそれほど多くない印象だ。
そんな中注目されているのが、ラッパーであるwill.i.amが手がけたマスク『Xupermask(スーパーマスク)』である。
will.i.amが手掛けたマスク『Xupermask』とは?
Xupermaskは、実業家としても知られるラッパーwill.i.amがハネウェル社と組んで開発したフェイスマスクである。will.i.amはガジェットオタクとして有名で、自身が設立した会社「i.am+」にて、これまでにもイヤホンやスマートウォッチなどを手がけてきた。このXupermaskに搭載されているイヤホンも、過去に手がけたワイヤレスイヤホン「BUTTONS」に似た形状となっている。
デザインを担当したのはハリウッドのコスチュームデザイナーで、ダフト・パンクのヘルメットやスペースXの宇宙服のデザインなども手掛けたホセ・フェルナンデスである。
顔を半分隠した近未来的なデザインは、さすがのフェルナンデスらしさを感じさせる。他にはないデザインで個性を際立たせているが、実はこのマスクの魅力はデザインだけではない。機能も非常に先進的なのである。
Xupermaskの真骨頂は高い機能性
実はこのマスク、HEPAフィルタや喚起ファンといった、マスクとして必要な十分な装備がされている。しかもこれを製造したのは、宇宙事業や産業用の空気清浄機を手がけるハネウェスなのだ。さながら、「顔に装着する空気清浄機」のような機能性がある。
全体はファブリック素材で顔にフィットしやすく、口と鼻の部分にはシリコン製の樹脂素材を利用しているため、密閉性が高いのもポイントの一つだ。
また、フィルタの周りにはLEDライトが設置されているため、暗闇でもその存在感をアピールできる。