Facebookがオンラインデートアプリをテスト中? コロナ禍でも大きく成長する市場に対応か
日本でも2026年まで市場拡大
オンラインデート市場が拡大しているのは、日本も同様である。マッチングサービス「タップル」を運営する株式会社サイバーエージェントは、2021年1月18日、国内オンライン恋活・婚活マッチングサービスの市場調査の実施結果を発表した。その発表によれば、2021年のオンライン恋活・婚活マッチングサービス市場は、前年比23%の増加で768億円になると見込まれ。2026年には2021年比約2.2倍の1,657億円に達すると予想されている(下のグラフ参照)。
日本のオンラインデート市場の拡大要因として、YouTubeやLINEの広告を活用したプロモーションによって、幅広いユーザに対してサービスの認知やその魅力を効果的に訴求できたことも指摘されている。
サイバーエージェントは、2020年5月にはオンラインデートの利用実態調査に関する結果も発表している。その発表によると、テレワークの影響により平日のデート数は土曜日並になった、とのこと。また、オンラインデートでいっしょにしたいことの1位は「お酒を飲む」で、2位が「ゲームをする」であった。自由回答のなかには『あつまれ どうぶつの森』をいっしょにプレイする、というものもあった。
以上のようにオンラインデート市場は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進むにつれて変化が生じるかも知れないが、今後も堅調に成長するだろう。
トップ画像出典:The Verge「Facebook is testing a video speed-dating app called Sparked」より画像を引用
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi