パパラピーズ・じんじんが語るコンビ愛 「YouTubeをやるなら、相方はタナカガしかない」
誰もが、着たい服を着られる世界に
――今年2月にはアパレルブランド『JINCL(ジンクル)』をローンチされました。「ツイキャス時代からの夢」とおっしゃっていましたが、具体的にはいつごろから動き出されたのでしょうか?
じんじん:去年の秋くらいですね。「やりたい」っていう気持ちは昔からあったんですが、今それができるタイミングなのかというのかがわからなくて「いつかやれたらいいな」っていうくらいの感覚でいました。そしたらタナカガから「『GAB GAB(ガブガブ)』ってアパレルブランドやるよ」って言われて。「え、そうなん! できるん?」と。その波に乗ってるように見えないか気になりましたが、逆にこのタイミングを活かさないと、と思い切って始めることにしました。
――『JINCL』も『GAB GAB』も、おふたりの洋服への思いがあり、ブランドコンセプトがそれぞれハッキリしていますよね。
じんじん:ありがとうございます。やっぱり僕の場合は、着たい服が着られないっていうところから始まっているので。同じような体型の友だちと会うと「あれ、その服、あの店で見たことある」ってなっちゃうんですよ。もう行けるお店が限られていくので、差がつけられないというか。「着られるものを着る」になっちゃってたんです。どんなサイズの人も一緒に楽しめるファッションブランドがほしいと思ったのは、他ならぬ僕自身の願いでした。
――今回4パターンのアイテムを発表されましたが、特に思い入れのあるアイテムはどれですか?
じんじん:このマヨネーズのイラストが入ったブルーのスウェットシャツです。僕は、もともとスウェットの下にシャツを着て襟を出したり、半袖のTシャツの中に長袖のシャツを合わせたり、2つのアイテムを組み合わせる着こなしが好きでよくやっていたんです。異素材をあわせるだけで、ただ着てるっていう印象じゃなくて、凝った着こなしをしているように感じられるなって思ってて。それを1枚で再現しようと思ったのが、このスウェットシャツです。ただ、僕はアパレルの知識がほとんどなくて、どうやったら自分がほしい服のイメージが形になるのかを勉強するところから始めなくちゃならなかったのが、ちょっと大変でしたね。
――例えば、どのようなことを学びましたか?
じんじん:この切れ込みを「スリット」って呼ぶことも知らなかったんですよ。もともと持っていた服は、みんな裾がすぼまっていたので。でも、ここに切れ込みがあるだけで、お腹がピタッとしなくてスッキリ見えるし、座るときにも食い込まなくてすごくラクなんですよね。あとフードを大きめにデザインすることで、顔周りが小さく見える効果があるとか、胸元に大きなポケットがあると視線がお腹より上がるとか……いろんな工夫ができるのは知るほど楽しいですね。
みんなと一緒に育てていきたい『JINCL』
――確かに『JINCL』のアイテムは、そうした細かな工夫がいくつも見つけられますね。
じんじん:他にもリブの部分だけ色を変えてみたり、フード部分のヒモを太めにしてみたり、ワキの部分をゆったりさせてみたり、自然と萌え袖になるようなサイズ感だったり……とにかく、だた「あるものを着ました」っていうだけじゃないプラスアルファの工夫が楽しめる洋服にしたいと思いました。
――全体的にカラーも絶妙ですよね。ちょっとくすみがかった色味というか。
じんじん:そこもこだわったところです。やっぱりポップなデザインって可愛いんですけど、僕自身なかなか派手過ぎ流る服を着て街に出るのは勇気がいるっていうのもあって……。なので、可愛さと着やすさのバランスが取れたカラーにしたいなと思いました。くすませた色味にすることで、レトロ感が出て大人っぽく着られるようになるのかなって。それもなかなかうまく言葉で説明できないので「こういう感じで」って手探りでニュアンスを伝えていくのが大変でした。
――「DAIJOUBUSO?」という文字が入ったフーディーも、遊び心があってファンには嬉しいデザインですね。
じんじん:よーく見たら「あ!」と気づくくらいの感じにしたのもこだわりです。なんか自分で言うのもあれなんですが、パッと見どこかのハイブランドのロゴにも見えなくないみたいな(笑)。マヨネーズも動画を見てくれている人からしたら「あのときの」って気づくことができる、さり気なさで『パパラビーズ』を感じられる仕掛けにしました。
――『JINCL』ならではの苦労した点というのはありますか?
じんじん: FサイズとJサイズの2サイズしかないので、サンプルを作っては、いろんな人に着てもらって……っていうのは、『JINCL』ならではかなって思いました。どうしたら、いろんな体型の男女が着て楽しいサイズ感になるのかは、まだまだ手探りなところです。
――サイズ感で着こなしを楽しむっていうのは『JINCL』が新しく提案するファッションのあり方になりそうですね。今後もアイテム数は増やしていく予定ですか?
じんじん:夏服のシャツとか、スボンとかも出していけたらいいなって思っています。そのためにも、実際に着た人たちの意見を聞いて、次の新作に取り掛かるみたいな形を取っていくつもりです。単純に「大きいサイズを作りました」で終わりじゃなくて、こういうファッションの楽しみ方が定着していくように。性別も、年齢も、体型も、いろんな人に着てほしいという願いを込めていますが、その色んな人の中に自分みたいに着たい服が着られなかったっていう大きいサイズの人がいると思うので。
『パパラビーズ』の目標は「平和」が一番
――2021年は、まだまだコロナ禍が続いていますが、YouTuberとしての活動はいかがですか?
じんじん:もともと屋内での撮影が多かったチャンネルとはいえ、やっぱり「野外でこんなことをしたいね」というアイデアもあるので、事態が落ち着いたときに、そういう企画をどんどんやっていきたいなって思っています。
――『パパラビーズ』として、そしてじんじんさん個人としての、今年の目標は?
じんじん:『パパラビーズ』としてはチャンネル登録数200万人を突破しようという話をしています。動画1本1本を妥協なく進めて、みなさんに楽しんでもらえるように頑張ります! 個人としては、やっぱり念願の『JINCL』をスタートさせたので、それが世の中に定着していくようにコツコツと続けていきたいですね。
――2月にはTwitterで「近いうちに彼氏ができる予感が」なんてツイートをされていましたが、恋の予感も?
じんじん:アハハ。自分でもよくわからないんですけど、そういう予感が定期的にあるんですよ(笑)。学生時代から。
――その予感は当たるんですか?
じんじん:あ! そう言われてみれば、当たってますね。部活のときも地区大会で優勝できるって、なんか予感がして当たりましたし。上京したときも、ずっと貧乏でしたけど「なんとかなる」っていう予感もあって。
――そう考えると、タナカガさんと組んで「YouTubeいける」っていう予感も、当たっていますね。
じんじん:そうですね! 確かに。そういう予感がしたら大事するようにはしてきました。あと、「この人、人気出る」っていう予感も当たります。
――そうなんですか!? 例えば、どなたがいらっしゃいますか?
じんじん:フワちゃんとか、あとTwitterで人気のかまたくさんとか。2人とも昔からの友だちで。「絶対、人気者になるから」ってずっと言ってて。その予感も当たりましたね。
――では、今「この人、これから来る」っていう予感がする方は?
じんじん:YouTuberでいうと、平成フラミンゴさん。もう見つかるのも時間の問題だと思っていて。『パパラビーズ』の女2人バージョンみたいな雰囲気があって面白いんですよ。どこからそのワードが出るんだろうっていう感じなんですよ。注目してもらいたいです。
――すごいですね。タナカガさんも、じんじんさんのポジティブさは大きな魅力だとおっしゃっていました。今じんじんさんのように、明るく前向きに生きたい方はたくさんいらっしゃると思いますが、どなたか影響を受けた方や目標としている方はいらっしゃいますか?
じんじん:なんでそんなことができるんだろうって尊敬した人っていうと、マザー・テレサさんですね。小学生のときに図書室で本を読んだんですけど、なんでこんな人に優しくできるんだろうって、ずっと思っていて。憧れというかすごいなって。でも僕、普段「明日のご飯何食べよう」くらいしか考えてないんで、影響を受けたかと言われると、ちょっと違うかもですけど……あとは、母に似ているとはよく言われます。明るくて、枠にハマっていないところとか。
――そんなじんじんさんも落ち込むことはあるんですか?
じんじん:あります、あります。そのときは、タナカガに電話して「どう思う?」みたいに聞いてますね。タナカガの言葉には説得力があるし、悪いところもいいところとバランスよく伝えてくれるので、聞きやすいんです。
――では、最後にタナカガさんへ、改めて伝えたいメッセージはありますか?
じんじん:「平和に、2021年も活動しような!」ですかね。ガガは平和が好きなので。いろいろ数字とか頑張らなきゃってなることもありますが、やっぱりこれからも変わらず、2人で楽しむことを続けていくことが一番の目標ですね。
■JINCL
“子どもの頃のわくわくした気持ちやピュアな考え方を表現したアイテムを提供したい”という本人の想いのもと、素材、カラー、デザイン、サイズ展開に至るまで、じんじんが全面的にプロデュースするファッションブランド。ジェンダーレス&サイズレス、かつ遊び心を忍ばせ、幅広い着こなしを提案できるアイテムを展開していく。https://jincl.jp/
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真逆の2人が織りなす、笑いあり涙ありのパパラピーズワールド全開の一冊。
目次
第1章 普通は前世においてきた
第2章 嫌なことは全部幸せまでの準備期間
第3章 意味不明な「当たり前」がない場所で
第4章 パパラ的日常生活
第5章 平凡と華麗な世界の真ん中で
■文化放送「CultureZ」木曜パーソナリティー
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